運賃交渉に動き 立ちはだかる壁も

2017年10月20日

 コンプライアンス経営を厳しく求められる時代のトラック運送事業にとって、手待ち時間の解消や付帯作業の有償化は待ったなしの必須条件。大手宅配事業者に引っ張られるように、関係行政機関でも適正取引の実現に向けた動きが活発になっているが、まずは事業者レベルの意識を高めることが大前提だ。差し迫った危機感が中小事業者のなかに「合わない仕事から撤退する」という空気を生むようになってきた。


 ■荷主を見切る
「現状を理解しない荷主に三下り半といえば格好はいいが、それで仕事が減れば別の取引先を探さないとメシが食えなくなる。だから我慢する...そういう流れを変えないといけない」と岡山県東部のトラック経営者。多層化した業界の構造が「適正運賃というのは一体、どの段階の事業者を対象にした言葉なのか」という印象を生み、下請けや孫請け、さらに川下の事業者に運賃交渉の虚無感を根付かせたのは間違いない。


 帰り便などで同業者や取扱専業者から荷物を回してもらうこともあるが、同社の場合は基本的に、いわゆる真荷主が取引のメーン。そうした事情もあって運賃交渉した結果が直ちに収支に反映されるという手ごたえがあるが、「これは元請け、下請けといった立場に関係のない話。うちの場合は、たとえ世話になっている荷主の注文であっても、運賃や、それに時間が合わなければ断っている。取引する相手によって我々の評価点(調査会社)が上下する時代であり、相手が大手の荷主だから安心といった頭を切り替えないとダメだ」と指摘する。

急ブレーキ多発地点

沖縄県豊見城市名嘉地229−2

急ブレーキ多発地点(データ提供元: 株式会社富士通交通・道路データサービス)

2017年7月 3日
急ブレーキ回数:33回 (2015年5月11日〜2016年5月10日) 地点情報: 国道331号線の名嘉地交差点付近で発生。 地点内、南方向の進行で多発。 2車線となっている。 ※地図内の赤色の矩形は、多発している地点を...
物流ウィークリーのツイッター
 
 
 
読者サポーターサイト
年間記事大賞

GoogleAD


PickUP ニュース

新日鉄住金エンジニアリング「NSスタンロジ」が好評

『鋼×想=力(こうそうりょく)』をスローガンに

2017年9月20日

 新日鉄住金エンジニアリング(東京都品川区)では、2階建て物流施設「NSスタンロジ」を開発し、販売している。同社が得意とする大型高層施設で培った鋼構造設計力と、主に平屋建て施設を対象に、短工期・低コストを実現するシステム建築商品「スタンパッケージR」のノウハウを融合している。


 「これまで当社では、3000坪以下の物流施設と1万坪以上の大型物流施設に特化しており、その中間は、いわば空白地帯だった」と語るのは、建築・鋼構造事業部の大神健嗣建築営業部長(写真左)。「一昨年の圏央道の埼玉県内全線開通に伴って、内陸部の物流施設建設ニーズが高まり、この『空白地帯』解消が必要だった」と経緯を説明する。


 「そこで、主に平屋建て施設に採用されていたシステム建築『スタンパッケージR』の標準化技術と、大型高層施設で採用されている『アンボンドブレース』を組み合わせてみようという社員のアイデアから生まれた」というのが「NSスタンロジ」だったという。

勝ち残る企業

ハーブスグローイング 自社便100%の理由

2017年9月13日

 運送事業者に所属するプロドライバーがいる一方、メーカーの物流部に所属するプロドライバーももちろん存在する。製造元が、どちらの形態をとるかは様々だが、メーカー内のドライバーも自社の戦略に従い、日々努力を続けている。今回は製造メーカーでありつつ、商品を安全・確実に提供し、商品受け渡しの時まで、しっかりとブランドを守れる配送を行うため、企業理念を理解し、共感できるドライバーの自社便100%に尽力するハーブスグローイング(名古屋市)へ輸送におけるモットーを聞いた。


 同社では「ハーブス」「アンティコカフェアルアビス」で販売されているケーキや焼き菓子、ドルチェの製造を行っている。ハンドメイドとフレッシュネスを追求したカフェである「ハーブス」は、全国で34店舗展開しており、同店のケーキは全て自社ファクトリーで手作りしたものを扱っており、冷凍保存せず、冷蔵車で新鮮そのままに当日配送している。


 同店のケーキは添加物を極力使用していないため保形性がないデリケートな商品だ。急発進や急ブレーキでくずれやすく、車間距離の保持と安全速度の維持は必須。配送時間に関しても、ファクトリーを出てから約60分程度で配送が完了するよう徹底している。同社物流部長は「安全で、フレッシュなおいしさを、そのまま商品として提供するには、高品質な輸送体制が不可欠」と物流の重要性について述べる。さらに「配送を担当するドライバーは、当社の理念を理解している必要がある。だからこそ、自社の物流部ドライバーでの配送を行っている」と力説する。

ローカルニュース

宮田運輸 こどもミュージアムプロジェクト交流会

「国内だけでなく世界へ」

2017年10月20日

 【岐阜】こどもミュージアムプロジェクトを運営する宮田運輸(宮田博文社長、大阪府高槻市)は8月30日、プロジェクトに参画しているマルエイ運輸(中村滋男社長、岐阜市)で、初の試みとなる「こどもミュージアムプロジェクト企業交流会」を開催。全国からプロジェクトに賛同した17社・35人が、岐阜市に集まり交流を図った。


 今回、交流会を開催するにあたり、プロジェクトを運営する宮田社長から、開催場所の提供を中村社長に依頼。中村社長が快諾し、記念すべき1回目の交流会が開かれることとなった。会場となったマルエイ運輸は、昨年からプロジェクトに参加。ガスを運ぶローリー車に、こどもらの絵がラッピングされているのはもちろん、会社敷地内にも絵が描かれて、乗務員や来客者の心を和ませる工夫がされている。今回の参加者は、「ぶじにかえってきてね!!」と施設壁面に大きく書かれた文字と絵の前で記念撮影した。


 交流会の冒頭、宮田社長は「同じ思いを共有してくださった皆様に、集まっていただき本当に感謝している。この取り組みも8月末現在で、こどもミュージアムトラックは100台を突破し、36社の企業に参画していただいている。東京五輪までに更にプロジェクトの活動を加速させ、国内だけに留まらず、世界にもこの取り組みを広げていきたい」と思いを述べた。また、各参加者も自己紹介と共に、プロジェクトへの熱い思いを語った。

政治と物流

全ト協坂本会長ら 麻生大臣を訪問

高速料金の見直し要望

2017年9月12日

 全ト協は9月11日、坂本克己会長とともに、小幡鋹伸副会長、眞鍋博俊副会長、桝野龍二理事長および福岡ト協の三村彰一副会長、小野田一生理事が麻生太郎財務大臣を訪問し、平成30年度税制改正・予算に関する要望を行った。小幡副会長と桝野理事長が高速道路料金の大口・多頻度割引最大50%の継続および働き方改革実現のための諸対策に係る補助・助成など、最重点事項について説明し、眞鍋副会長と福岡ト協の三村副会長と小野田理事が福岡・北九州高速道路の料金体系の見直しを要望した。

 

運行管理者試験・過去問題・解答&模擬問題

運行管理者試験・過去問題

物流メルマガ

メールアドレス
お名前
貴社名

物流マンのための物流用語集

FaceBook