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信用情報
白河陸運が再度の資金ショート
2020年2月24日
白河陸運㈲(資本金2000万円、福島県西白河郡西郷村小田倉字原中316、設立1997年=平成9年3月25日、代表橋本善清氏、従業員65人)は再度の資金ショートを起こし2月6日、行き詰まりが表面化した。
負債総額は2019年3月期時点で約5億9400万円。
現代表の橋本善清氏が運送業を目的として設立。大手運送会社の下請けを主体に、東北から西日本間で、衛生用品、自動車部品、飲料、食品といった製品の運送を手掛けていた。大型トラックやトレーラなどをはじめに約60台の車両を保有し白河地区では中堅の運送会社として営業基盤を構築。ピークの2009年3月期には売上高約9億9400万円を計上していた。しかし、燃料費高騰が影響し同期は約8600万円の赤字となり債務超過に転落したほか、その後は市況悪化が影響して減収基調にあった。東日本大震災後は復興需要から一時持ち直したものの、再び低迷。2019年3月期には売上高約6億8800万円にまで落ち込み、約5400万円の赤字を計上。この間、債務超過も解消できず、十分な資金調達を行うことも困難となり資金繰りが悪化。今期に入っても業績は回復せず、ノンバンクからの資金調達も行うことでしのいできたが限界に達し、今般の事態に至った。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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