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信用情報
東亜運輸機工が自己破産申請へ
2020年3月23日
東亜運輸機工㈱(資本金1500万円、徳島県徳島市東沖洲2—27—2、代表長濵淑子氏)は、2月18日までに事業を停止し、事後処理を中村得郎弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は、1974年(昭和49年)12月創業、75年(昭和50年)1月に法人改組された一般貨物自動車運送業者。
野菜類などの農産物を主体に、雑貨類や引っ越しなどの運送事業を手がけ、京阪神方面を中心とした長距離輸送を得意として、2003年9月期には年収入高約3億6000万円を計上していた。
しかし、近年は、農業従事者の減少や天候不順などの影響で、主力であった農産物の運送需要が減退したほか、ドライバー不足に伴う車両の稼働率低下などから、厳しい運営を余儀なくされていた。
さらに、2018年3月には、経営の中心であった前代表が死去したことも影響し、2019年9月期の年収入高は約1億1300万円にまで低下、連続赤字決算に陥っていた。車両などへの設備投資で年商を大きく上回る金融債務を抱えるなか、ついに資金繰りも限界に達し、今回の事態となった。
負債は推定3億円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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