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信用情報
丈長屋が自己破産申請
2020年7月13日
㈱丈長屋(資本金4300万円、長野県飯田市大通1—33—3、代表小林正和氏)と、関係会社の南信郵便逓送㈱(資本金2000万円、同所、同代表)は、6月22日に長野地裁飯田支部へ自己破産を申請した。
申請代理人は原正治弁護士ほか。事件番号は㈱丈長屋が令和2年(フ)第40号、南信郵便逓送㈱が令和2年(フ)第41号。
㈱丈長屋は、1959年(昭和34年)9月に設立した石油製品販売業者。一時は飯田市内および駒ヶ根市内でガソリンスタンド3店舗の経営を手がけ、2006年3月期には年売上高約8億9500万円を計上していた。
しかし、同業者間の競合激化などから業績は低迷。売り上げは下降線をたどり、収益も低調に推移していた。2014年には2店舗の営業を他社に譲渡し、その後は飯田市内の1店舗の経営に特化する一方、金融機関の支援を受けるなどして経営改善を目指してきたが、2019年3月期の年売上高は約4000万円にとどまったうえ、従前の借入金負担も重く、事業の継続を断念した。
南信郵便逓送㈱は、1975年(昭和50年)7月に設立されたもので、郵便物の運送業務に携わっていた。2004年3月期には年売上高約2億900万円を計上していたが、業績は伸び悩み、2019年3月期には約9000万円に後退。その後も業況は回復せず、㈱丈長屋と同様の措置をとった。
負債は㈱丈長屋が約3億2800万円、南信郵便逓送㈱が約1億8600万円、2社合計約5億1400万円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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