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信用情報
上田商運が破産開始決定
2020年7月27日
㈲上田商運(富山県高岡市上関768、設立2005年=平成17年11月22日、代表上田幸助氏)は7月9日、富山地裁高岡支部から破産開始決定を受けた。破産管財人は山口敏彦弁護士。
負債総額は約2億円。
斯業経験を積んだ上田幸助社長が設立。生鮮食料品の運送業務を主体に倉庫業も併営し、富山県及び石川県の食品関連業者や農協、漁協を主要荷主として受注基盤を形成していた。積極的な事業展開の一環として冷凍車の増車を図り、さらに食品スーパーなどの出店攻勢にも支えられて2011年7月期には売上高3億1882万円を計上。
しかし、その後は同業他社との競合による取扱量の減少や、荷主からの運賃引き下げなどによる影響から売上高は一進一退を繰り返し、2018年7月期の売上高は2億6862万円にまで低下。この間、最終赤字を散発したことで累積損失を抱え、脆弱な財務体質にあった。以降も業況に回復の兆しはなく、業績は低迷。さらに車両などに投じた借入負担から資金運営も逼迫していたところ、限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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