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信用情報
泉並商店が破産手続き開始決定
2020年8月31日
㈱泉並商店(資本金1000万円、大阪府羽曳野市広瀬107—1、登記面=同堺市美原区丹上259—3、代表泉並順氏)は8月4日、大阪地裁堺支部から破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は小林孝広弁護士。
財産状況報告集会など各期日は11月5日午前10時30分。
同社は、1995年(平成7年)1月に設立した一般貸し切り旅客自動車運送業者。設立当初は産業廃棄物の収集運搬事業を手掛け、その後、一般貨物自動車運送業も併営、2008年10月期には年収入高約1億5000万円を計上していた。2009年3月ごろには観光バス事業に参入。以降、設立当時の事業を縮小する一方、バスを積極的に増車し同事業を本業としていた。
しかし、観光バスの償却費やリース費用、ドライバーの労務費負担が重く収益性は低位にとどまり、借入金の返済も重荷となって、支払い遅延が散発するなど厳しい資金繰りが続いていた。近年は外国人旅行客の団体ツアーに伴う受注を確保し、業容維持に努めていたが、新型コロナウイルス感染拡大により観光バス需要が激減したことで事業継続を断念、2020年3月末ごろに事業を停止していた。
負債は推定で5000万円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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