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信用情報
青城運送が自己破産申請へ
2020年12月6日
㈱青城運送(資本金2000万円、青森県八戸市市川町向谷地31、代表河村高一氏)は、11月30日に事業を停止し、事後処理を熊谷清一弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。
同社は、1976年(昭和51年)1月一般貨物運送業として設立。農協や大手ボトラー、建材業者などを得意先として青果物、清涼飲料水、建材、食料品、雑貨など多岐にわたる品目を輸送する業者として重宝されていた。反面、投資負担が重く、借入金負担を抱えた運営が常態化したことから、2015年3月には取引銀行間でのバンクミーティングによる金融債務の元金据え置き措置を受け、再建に動き出していた。
しかし、他社との競合もあり業績伸長は果たせず、2018年にも元金据え置き措置の継続が決定。その後、2019年7月に決済不履行の可能性を生じたことが業界内で周知され対外信用力も低下し、経営環境も好転せず先行きの見通しも立たなくなったことから今年11月30日付で事業停止し今回の事態となった。当日付で約40人の従業員を全て解雇している。
負債は債権者約90人に対し、約3億6000万円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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