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信用情報
竹原貨物運送が破産申請
2021年2月8日
竹原貨物運送㈱(資本金1000万円、広島県竹原市塩町1—6—3、設立1955年=昭和30年7月12日、代表小坂智明氏)は1月19日をもって事業を停止し同20日、債権者によって広島地裁呉支部へ破産申請された。申請代理人は宮部明典弁護士。
負債総額は債権者約30人に対し約6500万円。
1955年7月設立と長年の業歴を有する運送会社でクレーン車のリースなども手掛け、好況期の1989年10月期には1億8000万円前後の売上高を計上していた。しかし、その後は同業他社との競合激化や市況低迷の影響を受けて減収傾向となり、1997年10月期以降の売上高は1億円を割り込み、近年は5000万円前後の売上高となっていた。業況が厳しいなか、2020年2月に代表者が他界したが、後継者不在で引き継ぎできないまま営業を続け、2020年10月期の売上高は約3500万円にまで落ち込んだ。後継者の選定や事業売却などを検討したものの、まとまらなかったため、商業登記上の代表者の変更もないまま事業継続を断念。1月19日をもって事業を停止した。代表者不在のため、債権者である監査役によって破産申請となった。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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