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信用情報
CONNECTロジスティクスほかグループ会社3社が破産手続き開始決定
2019年8月26日
CONNECTロジスティクス㈱(資本金1億円、埼玉県川口市緑町9—35、代表西村徹氏、従業員149人)、CONNECT EXPRESS㈱(資本金4900万円、同所、同代表、従業員35人)、㈱CONNECTコーポレーション(資本金1億円、同所、同代表、従業員30人)、㈱ネクストジェネレーション(資本金400万円、東京都港区芝5—27—3、同代表)の4社は、8月8日に東京地裁から破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は長沢美智子弁護士。
CONNECTロジスティクス㈱は、2016年(平成28年)6月の設立。家電、青果物、化粧品など、常温貨物全般の発送代行のほか、入出荷や保管などの倉庫業務、また、梱包作業も行っていた。業界後発組ながら、大手物流業者との取引を積極的に進め、同社を含め「CONNECTグループ」を形成し、物流を中心とした事業を展開していた。
2017年5月期に約5億3500万円であった年収入高は、翌2018年5月期に約44億4400万円にまで拡大。しかし、急激な業容拡大に管理体制が追いつかず、拠点開設やグループ会社維持のためのコストがかさんで収益性は低迷。近年は資金繰りの悪化から取引業者に対する支払い遅延が常態化し、対外信用が著しく低下していた。このため、グループ内での事業再編やスポンサー招聘など会社再建に向け模索していたものの、支え切れず6月下旬になって事業の継続を断念した。
申請時の負債は、CONNECTロジスティクス㈱が約19億円、CONNECT EXPRESS㈱が約6億円、㈱CONNECTコーポレーションが約4億3000万円、㈱ネクストジェネレーションが約2億7000万円で、4社合計約32億円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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