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信用情報
ロードスが破産申請へ
2019年11月18日
㈲ロードス(資本金1500万円、佐賀県鳥栖市轟木町952─1、代表田中宏昭氏)は10月28日、事業を停止し、事後処理を江上武幸弁護士に一任、破産申請の準備に入った。
同社は一般貨物運送業者で、関連会社の㈲三伸運輸(同所)が農薬メーカーなどの受注先から委託された荷物の保管・管理など構内業務を行い、大型トラックを保有する同社が運送を担当していた。2008年3月期には売上高2億8988万円をあげていたが、その後は受注環境の冷え込みから業績は伸び悩んだ。2015年10月に社長が交代し、関連会社や地場運送業者の下請けなどによる運送業務を手掛けていたが、2018年3月期には売上高が約1億9000万円にまで落ち込み、連続赤字の計上で債務超過に陥っていた。
そのような中、関連会社の三伸運輸が2018年12月、破産開始決定を受け倒産したため、同社の対外的な信用も低下。その後も事業を継続していたが、燃料費の高騰などから収益が悪化、社長の親族などから資金を調達して凌いでいたものの支えきれず、今回の事態となった。
負債は、債権者46人に対し1億5259万円が見込まれる。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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