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信用情報
松茂運輸が破産手続開始決定
2020年1月27日
松茂運輸㈱(資本金1000万円、徳島県板野郡松茂町笹木野字八下6—1、代表佐川賢二氏、従業員3人)は、2019年12月4日に徳島地裁へ自己破産を申請し、同27日に同地裁から破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は、綾野隆文弁護士。財産状況報告集会期日は3月24日午前10時。
同社は、1967年(昭和42年)10月に設立された一般貨物自動車運送業者。大型タンクローリーやトレーラを所有し、道路工事などに使用されるアスファルトの運送を主体に、鋼管材などの運送を手がけ、ピーク時となる93年3月期には約2億円の年収入高を計上していた。
しかし、その後は公共工事の縮小などで受注の漸減傾向が続くなか、同業他社との価格競争などから業績が低迷し、2018年3月期の年収入高は約8500万円に落ち込み、財務面でも債務超過に陥っていた。その間、ドライバー不足などで車両の稼働率が低下していたトレーラ運送から撤退したほか、リストラなどで経営の立て直しに努めていたものの、過去に実施した大型トレーラへの投資負担も重荷となって、苦しい資金繰りを余儀なくされていた。以降も業況悪化に歯止めがかからず、先行きの見通しも立たないことから、ついに事業継続を断念し、昨年6月28日には事業を停止していた。
負債は約2億2700万円。
(東京商工リサーチ・帝国データバンク調べ)
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