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    未払い残業代250万円で和解 素行不良のドライバーに憤り

    2012年2月7日

     
     
     

     神奈川県の運送事業者と元ドライバーとの間で争われていた裁判が、未払い残業代として過去2年分250万円を会社側が支払うことで和解した。結果的に賃金を支払うことでしか解決しなかったことに、この事業者は憤りを感じつつも「250万円で済んでよかったと思うべきかもしれない」と長い裁判を振り返った。


     同事業者が元ドライバーから裁判を起こされたのは数年前。長時間労働と残業代未払いを訴えてきた。最初は意に介さなかったが、元ドライバーは社外の労働組合に入って本格的に会社を訴え始めたのだ。裁判になってみると、タコチャート紙には出庫から帰庫までの時間が記録されているため、事業者側の責任を問われることになった。
     実際、労働時間が長くなる業種ではあった。同事業者は「工場などの製造業と違って、運送業は積み込み先の都合で待ち時間も長くなり、労働時間の管理が難しい」と話す。しかし、多くのドライバーが、こうした条件の中で仕事をこなしていたにも関わらず、訴えてきた元ドライバーは業務時間中にトラックに乗って遊びにいっていたこともわかっており、事業者側でも裁判で徹底的に争うことにした。
     裁判が進むにつれて元ドライバーは素行不良を認めたが、最終的には過去2年分250万円での和解となった。
     裁判中には元ドライバー側から、一般紙に掲載された運送業界の長時間労働による重大事故多発の記事なども提出されていた。そして会社側が違法な長時間労働をさせているとして社会問題化させようとした。
     事業者は「運賃や労働時間の問題は業界の課題でもあり、過酷な条件で働いている多くのドライバーの状況は改善されるべきだが、今回のケースは違う」と話す。元ドライバーはタコチャート紙に記録されたすべての時間を労働時間として、未払い残業代を請求してきたが、実際には途中でトラックを置いて遊んでいた事実もある。
     和解という結果に、それ以上の問題にはならなかった。元ドライバーは他に2人のドライバーを誘って社外の労組に加入するようにしていたという。「お金がとれる」と聞いて興味半分で2人もついていったが、会社を訴えるということに違和感を抱き、2人は加入をやめて帰ってきたという。

     
     
     
     
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