キャスパー2ndジェネレーション

キャスパー2ndジェネレーション

「物流魂シリーズ」を展開するマルイチ(神奈川県厚木市)では現在、新型の「キャスパー2ndジェネレーション」の認知度拡大に注力している。

カゴ台車などの輪留めとして使う「キャスパー」は、裏面に滑り止め加工が施されており、着脱の簡単さと安全確保を両立させた設計で、様々な場所で使用されている。

新型では、取っ手部分の追加と中円に短いスリットを入れることで、リングが簡単に開き、片手での着脱が可能になっている。

兵頭一孝社長は、「従来の『キャスパー』は、装着する際、しゃがんで両手で着脱する必要があったが、PINCH・OPEN機能が備わった新製品は、その手間が掛からない」と説明。「現在、一般に普及しているキャスターストッパーは、当社の『キャスパー』が発祥。隙間を開けずに不慮の揺れにも対応する極薄スリット式は、着脱の簡単さと安全性の高さを両立する元祖ならではのこだわり」と胸を張る。

同社長は、「特にパワーゲートを使用する運搬作業や段差・傾斜のある場所へ台車を留め置く際には、小さな油断が大きなトラブルに結びつく」と指摘。「カゴ台車に付属されているストッパーが長年の使用で機能不全になっていることも少なくない」とし、「予期せぬ事故を未然に防ぐことは、輸送の安心・安全に結びつき、荷主との信頼関係の維持にも繋がるはず」と付け加える。

兵頭社長は、「地震対策で平台車でも輪留めが必要な現場が増えている」とし、「精密機械などを搬入・据え付けする際に取り付け、そのままサービスで置いて帰るというユーザーも増えている」と説明。「トラックに輪留めするように、台車にも『キャスパー』で安全対策をお願いしたい」と語る。

 
 

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