物流の現場では荷物の搬入時に床面を傷つけないように養生することが必須となるが、養生板の品質の違いはあまり知られていない。「純国産高品質主義」のマルイチ（神奈川県厚木市）では、様々な用途に合わせた上質な養生板を開発・販売している。
　同社は、強度と軽さを兼ね備え、荷物の搬入・搬出に最適な「青ベニ」、導電性養生板「カイロン」に加え、熱遮断性を併せ持ったアルミ製、クリーンルームの養生に最適なステンレス（ＳＵＳ）製、重量物に対応した無垢材のポリプロピレン（ＰＰ）製など各種養生板も取り揃えている。
　なかでも、一般的に「青ベニ」と呼ばれるものには類似品が多く品質差が大きいため、同社では「製品選択には注意が必要」と説明。「仕入厳選主義」を掲げる同社では、高い強度を持つＰＰのバージン材を低発泡させた「青ベニ」を販売。「元祖であり最高品質の三井化学製とコストパフォーマンスに優れた日石製の２つのブランドを柱にしている」という。

　また、「リサイクル性が高いＰＰは再生材が広く使用されているが、再生材は不純物が多いとうまく発泡させることができないため、無垢の養生板として厚みを薄くし、軽量化したものもある」と指摘。「厚みが薄い分、強度面も考慮し、重量物の運搬など用途に合わせて注意して選択してほしい」という。
　なお、同社が取り扱う「青ベニ」は、安全性に考慮した低発泡の３mm厚で、サイズは９００mmｘ１８００mmとなっている。
問い合わせは、電話０４６（２２０）１７０１番。