荷崩れ防止ベルト「ケースロック」スリムカート用
「物流魂」シリーズを展開するマルイチ(神奈川県厚木市)の荷崩れ防止ベルト「ケースロック」が好調だ。兵頭一孝社長は、「ストレッチフィルム(ラップ)の方が、がっちりと固められるが、工場間の横持ちなどで、『そこまでしなくても。ただ、そのままでは荷崩れが怖い』という現場で重宝されている」と胸を張る。日本サプライチェインマネジメント協会から「日本SCM大賞」を受賞した同製品。「ドライバーさんもラップを巻く作業がなくなり、腰が楽になったと喜ばれている」という。
また、コスト削減面でも評価が高い。「使い捨てのラップと異なり、繰り返し使用できるため非常にエコ。1年後にラップ代がゼロになるのは経営面でかなりのインパクトがあるはず」とし、「製品PRとともに、これを活用するために現場の手順を変えてほしいと提案している」という。
同社ではこのほど、「スリムカート用ケースロック」を開発した。カートのフレームを使用して締め付けるため、バックルがついていないのが特徴。従来のパレット用と同様に、たたみながら取り外しを行えるため、ベルトが一度も地面に着かずコンパクトに収納できる。同社長は、「アパレルや百貨店配送でのニーズに応えた」と説明。「これからもユーザーニーズを満たせる新しい製品をどんどん開発していきたい」。
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