物流魂シリーズを展開するマルイチ（兵頭一孝社長、神奈川県厚木市）は、自立式壁面養生ボード「ロールスタット」の拡販に注力している。同製品は、養生板に足を付けることで、自立させることを可能にしたもの。滑り止め加工を足の裏に施すことで、前に倒れることなく壁面養生板として機能する。

　営業部の吉田亜佐子氏は、「従来の養生板のようにテープで固定する必要がないため、テープ痕が残ることもない画期的なアイデア製品」と胸を張る。また、「美観の保持が求められるような現場に最適」とし、すでに京王プラザホテルなど大手ホテルでの導入実績が複数あることを明かす。

　本体はジャバラ構造になっているため、柱やエレベーターの中など、角やカーブのある場所の養生にも活躍する。「持ち運びや保管にも便利。一人で何本も持てるし、狭いところにも入っていける」。

　芯材には硬質ポリプロピレンシート、生地には同社こだわりの国産ブランドの「ターポリン」を使用。水濡れや汚れを防ぎ、耐久性に優れた高い品質を実現している。同氏は「丈夫なため長期間使用できる」と、その仕上がりに自信を見せる。

１２色のカラーバリエーションで展開しており、「景観を損なわないように」、また、「コーポレートカラーでブランディングのため」など希望の色をオーダーできる。

　吉田氏は、「テープ固定が不要な点が１番のポイント」と改めて強調。「現場に持って行って置くだけで養生板としてすぐに機能する。何か所もテープを貼るような手間もないため、作業効率が一気に上がる。人手不足で効率化が求められるいま、最適な製品」とアピールする。「引っ越しや家具の搬入、オフィス移転を手掛けられている事業者の皆さんに、ぜひ、活用頂きたい」と語る。