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物流ニュース
和ト協食品輸送部会 「持続可能なパレット輸送の推進」パネルディスカッション
2025年6月9日
【和歌山】和ト協食品輸送部会が行ったパネルディスカッションでは、「フルーツ王国和歌山どうなる産地からの市場物流〜持続可能なパレット輸送の推進〜」という議題で、パレット輸送に転換することで各企業にもたらされる効果や問題点などが議論された。
同部会顧問の横山郁芳氏は「パレット化について交渉しても、理解してもらうのに時間がかかる。荷主からは『パレット化を進めてもドライバーが楽になるだけで、こちら側には何のメリットもない』と言われることが多い。法令が変わって長時間の待ち時間を短くする対応をしないといけなくなるので、これを弾みとして、パレット化の推進をしていきたい。今回のディスカッションがその突破口となる」と話した。

農水省卸売市場室長の戎井靖貴氏は「パレット積みや運賃の値上げについては運送会社がはっきり荷主に対して伝えることが必要」と説明する。
大果大阪青果の橋本芳成常務は「市場側の取り組みとしては、パレット輸送とバラ輸送の荷受けの場所を分けることで、パレット積みの荷物の荷待ち時間を短縮することに成功している。季節ものによって、パレット輸送の比率が変わってくるので、その対応にもコストをかけている」と荷受けする荷物の比率に合わせた荷受け場所の面積の確保を進めていることをアピールした。
同常務は「予約システムの導入と合わせて、さらなる待ち時間の短縮を進めていく」と話した。
◎関連リンク→ 公益社団法人和歌山県トラック協会
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