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物流ニュース
鈴仙運輸 発電機搭載のトラック導入、熱中症対策に活用提案
2025年7月31日
放送機材を輸送する鈴仙運輸(鈴木宏和社長、東京都品川区)では、昨年11月から発電機搭載トラックを導入した。
荷主企業であるテレビ放送局では、現場で撮影した映像や音声を簡易テントで編集していたが、同社が機材を運んだ後「荷台が空なら使わせてくれないか」と言われ、貸し出すようになったという。
しかし、荷台のなかは、夏は暑く冬は寒いためなかなか作業できる環境ではなく、鈴木社長は「スポットクーラーで対応したが、猛暑もあり対応しきれなかった」と振り返る。

「トラックの荷台に断熱材を入れ、電源が入るようにすればエアコンをつけられるし、照明、コンセントも設置できるかもしれない」と構想を練った。こうしてできたのが単独で稼働できる発電機を搭載したトラック。
北村製作所とともに作ったこのトラックはコンセントが付いており、全長は7m未満、総重量は8トン未満のエルフで、燃料タンクは200㍑と容量が倍入るように変更した。
「自社で実験として発電したところ、72時間連続運転でき、思いのほか燃料は減らなかった」。実際に冬の現場では暖かな環境で作業ができたそうで、現在、このトラックを活用できる現場へ営業活動中だという。
「これからの季節は熱中症対策としても活用できる」とし、新しい空間として活躍を期待している。
◎関連リンク→ 鈴仙運輸株式会社
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