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物流ニュース
オカムラ食品工業 セミ超低温の冷凍倉庫運用、共同物流サービスと連携
2025年9月19日
サーモンを中心とした養殖・加工・卸売を手がけるオカムラ食品工業(岡村恒一社長、青森県青森市)は倉庫・運輸業や物流コンサルティング事業を行う共同物流サービス(河野敏也社長、青森県八戸市)が2027年に竣工予定のセミ超低温(マイナス30〜マイナス40度の温度帯)冷凍倉庫を、青森サーモンの保管・物流の拠点として活用する。さらに、八戸港へのモーダルシフトを推進する。
オカムラ食品工業では、30年のサーモンの国内養殖量目標を1万2000トンと掲げている。目標達成に向けて、養殖量拡大に加え、加工・冷凍保管・物流といった後工程の体制を現在の3倍以上の規模に拡充する必要があり、その基盤整備は喫緊の課題だった。

高品質なサーモン保管に必要な温度帯の倉庫の建設は北東北では初めて。同倉庫に養殖サーモンの大部分を保管委託することで、従来までは県外に保管していたサーモンを県内に集約。物流・保管業務の内製化を図り、青森県内産業への波及効果を見込む。
また、八戸港を国内外への物流拠点とし、サーモンの発送だけでなく、飼料の仕入拠点としても活用。八戸から養殖拠点への県内物流の業務量を増大させ、八戸港の活用最大化を促進する。
この取り組みにより、津軽・下北エリアの養殖・加工拠点に加え、八戸エリアに保管・物流機能を整備することで、「サーモンのオール青森産業化」へと大きく前進する構えだ。
◎関連リンク→ 株式会社オカムラ食品工業
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