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2013新春熱闘対談 竹原慎二氏×佐久間恒好氏
2013年1月7日
佐久間 若手の青年経営者といっても年齢は色々で、おおむね40歳くらいをイメージしていただきたいと思います。
竹原 40歳くらいですね、はい。
佐久間 私も43歳になりまして2代目です。
竹原 そうですか。僕がちょうど40歳です。ほぼ同年代ですね。
佐久間 トラック業界も、われわれの親世代が高度経済成長期に発展してきた経緯があります。昨今の社会・経済状況になって、非常に厳しい経営環境になっています。具体的に言いますと、やはり生命線である運賃・料金問題です。物を運ぶ運賃が段々下がってきている。
竹原 知り合いの運送業者の方などから、そういうこと聞きますね。
佐久間 一方、社会情勢というのがどんどん豊かになって、物流業界に携わる人たちの、普段なかなか国民の皆さんが見えないような給料だとか生活のところで置き去りになっているような、非常に厳しい背景があります。また、燃料価格高騰が響いておりまして、やはり物流業というのは固定費、人件費とか燃料費とか非常に大きな経費になっています。竹原 はい。
佐久間 その中で品質も向上させなければならず、まだまだ20年、30年と勝負していかなければならないところに立っているのですが、トラック業界は、実は中小企業、零細企業の集まりと言っても過言ではないんですね。運送会社というとどんなイメージを。
竹原 僕は結構色んなところへ取材に行ったりするんですけど、物流って、まあ大変と聞いているし、でも頑張れば頑張っただけおいしい思いができると言ったらおかしいけど、ね。
佐久間 経営者としては、現場で頑張ってくれている社員に少しでもお給料を多くしてあげたい気持ちはあるんですけれども。
竹原 そうですよね。
佐久間 現状はコンプライアンスの「時間」など当然縛りがありまして、その中でやろうとすると、どうしても経営者側として満足できる給料を捻出するのは厳しくなっています。
竹原 そうですよね。でも、どこの世界でも一緒じゃないですかねえ。今、不景気で物流関係者だけじゃなくて、日本経済がおいしい思いをできるところないですからね。大変ですよね。政権が変わっても変わりそうにないですからね。
佐久間 実は、2年前に全国の代表を仰せつかった時に、物流に携わる若手青年経営者の心の中が一体、どうなっているのかなと感じたことがありました。東北ブロックにお邪魔した時だったのですが、私たちが40代の今の立場で「事業を自分の子どもに継がせたいか」という質問を、会場で約700人に○×で答えてもらったんです、そうしたら残念なことに、9割以上が×だったんですね。やはりそれが現状と言いますか、「できれば自分の子どもには違うことをさせたい」のです。裏を返すと、自分がこれから20年、30年どこに目標、バックボーンを持って社員を幸せにしていこうとか、自分自身が中途半端な立ち位置というか、そんな状況なんです、全体的に。先ほど竹原さんがおっしゃったように、どこの業界も一緒だと思いますし、その中からどうやって自分が飛び抜けていくのかというところで、みんな本当に格闘しているんです。
竹原 そうですよね。
佐久間 正に、ボクシングの世界の価値観に似ているなと。
竹原 僕も子どもには絶対やらせたくない。プロの中でもメシが食えるようになるのは、本当に一握りだけですからね。
佐久間 ボクシングの試合を私もテレビで観ることがあるのですが、全く相手のパンチが当たらないということはないと思っていますし、仕事ながらに。何らかの形で軽く当たってくるじゃないですか。飛んでくる相手のパンチを予測したり、相手を見て自分がさらに先に打ち込むような、そういう心理だとか、頭の中でどういう風に描いて危険回避していくのか聞いてみたかったんですけど。
竹原 どうなんですかね。色々な条件において対応できるように日々トレーニングするしかないんじゃないですか。こう来たときはこう避けてこう攻撃する…。それしかないと思うんですけどね。練習だけですよね、やっぱり。
佐久間 つまり、それって私たちの業界で言うと、起こり得るかも知れないリスク。
竹原 そうですね。
佐久間 リスクに対しての備えというか、訓練というか勉強というか。
竹原 まあ、物流業でも危険はかなり伴っているからね。社員さんが事故したら、もうおしまいじゃないですか。色々調べられたりして。ドライバーさんの体調管理もしっかりしないといけないし。前日に飲み過ぎたりしたらだめなんでしょ。
佐久間 アルコールチェックが義務付けられているので。
竹原 そうですよね。
佐久間 経営という部分では先ほど申し上げたように、色んな部分で「勉強しよう」という気持ちは当然持っているんです。それは今、おっしゃられたような練習というかリスクに対する備えというか。戦う土俵は違うのですが、似ているところがあるのかなと。
竹原 あると思います。とにかく、前向いて頑張るしかないですもんね。それしか未来が見えないですよね。腐っても駄目だし。
佐久間 竹原さんの場合、練習量が他のボクサーと全然違いましたよね。
竹原 上を目指している人はみんなそうですよ。藤岡(T&Hジムに所属するWBC女子世界ミニフライ級チャンピオン)なんかハンパじゃないですよ。
佐久間 竹原さんご自身も相当な練習量で、現役時代は池上本門寺の石段を毎日駆け上がって…。
竹原 何回も上がりましたね。でも大したことないです。当たり前ですから、上を目指している奴なら。
佐久間 いろいろエピソードを聞かせてください。
竹原 正直、僕は中学の頃、やんちゃやっていて高校に行けなかったんです。で、本当に何もない、夢がない時に「ボクシングっていうのをやってみよう」と東京に出てきたんですけど、中途半端にやっても先がないじゃないですか。はじめはそんな気持ちでずっとやっていたんでしょうね。で、やっていくうちにいろいろな人たちが応援してくれるようになり、やればやるほど勝つようになって、勝てば勝つほど応援してくれる人が増えるじゃないですか。その時やっぱり「中途半端じゃ駄目だ」と気付いて朝のロードワークも一生懸命走るようになったし、練習に対しても真剣に取り組むようになった。するとボクシングっていうものが本当に怖くなって、真剣にやればやるほど。でも怖くなった分、試合で勝ったら喜びが凄いんですよね、充実感も。そういうものがあるから上を目指して頑張ることができた。世界に向けて頑張ることができた。
竹原 一時、ボクサー辞めて、すごいクサってた時期があるんです。引退後、プー太郎で何やっていいか分からなくなった。あの時は一番辛かったですけど。やっぱり、次の目標を見つけて、ひたすら頑張ることですよ。そしたら、まあ神様は見捨てないというか、誰かが助けてくれるというか。チャンピオンになった後、引退した頃というのは「名前だけでラクして儲けたい」という気持ちがあった。それじゃ何も来ないんですよ。芸能の仕事も来なかったし。引退後1年間、日焼けサロンでバイトしていたんですけど、すごい恥ずかしいんですよね。受付の接客とか、コギャルなんかも来るじゃないですか。初めのうちは「いらっしゃいませ」「今日はどうしますか」なんて、恥ずかしくて仕方なかったんですけど、やっていくうちに、「恥ずかしい」と思っていた自分が本当に恥ずかしくなって。駄目だなって。でもね、チャンピオンになった人間ですから、いつまでも日焼けサロンでバイトを続けようと思わなかったから、次の目標を決めて「小さな店でも良いからやってやろう」と夢に向かって頑張っていると、だんだんお話しが来て、今の僕に至っているんですけどね。
前を向いて一生懸命頑張っていれば運もついてくる。練習もそうじゃないですか。練習を一生懸命やってる奴にチャンスが来ると思うんです。物流で働いている人だって一生懸命働いていれば、いつか大きなチャンスが来ると思うんですけどね。どの業界も同じなんです。内藤っているじゃないですか。内藤なんて世界チャンピオンになった頃なんか、すごい無名でどうしようもなかったんですよ。生活もできないようなファイトマネーでね。やっぱり頑張っている人間には何かしらの運命が来る。
佐久間 「目標」と、あとは「夢」ですね。
竹原 そうですね。でも目標と言っても難しいのは、大学卒業して就職活動失敗して、失敗って言ったら悪いけど、本当になりたいものになれない人がほとんどじゃないですか。で、どうするか。本当は「アナウンサーになりたかった」のに、どっかの小さな子会社かも分かんないですよね。それでも目標見つけてやるしかないんですよ。
佐久間 現役時代と、選手を育てている今とで、ご自身で学んだことを人に教えるというか、生き様を見せていくとかで新たな発見ってありましたか。
竹原 僕はこういう立場のため、アメとムチを使い分けるというか、アメばっかりでもいけないしムチばっかりでもいけない。どちらかと言うと性格もきつい方なので、練習でも使い分けをうまくできるようになりたいなと。
佐久間 私はリングには入ったことはないんですが…。リングの中に入った時、戦う前の心境は。
竹原 試合直前はね、もう開き直っているんですけど、リングに上がるまではもう、僕はビビりなんで。
佐久間 前日とか?
竹原 いや、もうずっとですよ。試合が決まってから「勝てるかな…」って。でも「こんな気持ちじゃ絶対負けるな」と。ネガティブですね。ネガティブだからこそ「練習しよう」と思うわけです。中にはね、「勝てる」と思って進むタイプもある。2パターンじゃないですか。自分がポジティブな性格だったら、あまり練習しなかったと思いますね。
佐久間 ご自身の性格を良く分かっていたから、現実直視で自分に合った方法というかコントロールして…。
竹原 いつの間にかそうなっていたっていうだけで。
佐久間 それって、やっぱり重要ですよね。
竹原 そうですね。ただね、悪いのはネガティブ過ぎるところがあって駄目だなぁと。ポジティブ過ぎても駄目だけど。まあ難しいですね。「大丈夫だ、大丈夫だ」と会社経営しててもね、フタを開けてみたら大赤字なんてこともあるじゃないですか。締めるところはネガティブに締めて、使うところは使って。その使い分けも大事だし。
佐久間 われわれの業界の中には特にそういうことが多い。原価計算に弱くて、キャッシュフローだとか会社の財布の中身が、社長自ら「大丈夫、大丈夫」のドンブリ勘定で通ってきてしまった背景がある。
竹原 2代目が多いんじゃないかな。
佐久間 ここだけの話、初代の方に多いような…(笑)。
竹原 そうなんですか。ああ、そういえば初代の頃の方が景気が良かったですもんね。
佐久間 私たち2代目の方が現実的なんですね。正直、高度成長期とか、本当の良い時代を経験してないんですよ。私も社会に出た時の1、2年はバブルの名残もあったんですけど。大学時代は経営者感覚はありませんし、会社を預かる頃には不景気になってましたね。
竹原 そうですねぇ。
佐久間 ですから「お金が余ってしようがない」といった会社経営は経験したことがない。われわれの父親世代は「どんぶり勘定でもパァーっとやってきた」と常々聞かせられていました。だから2代目の方が、こんな言い方は失礼かもしれませんが現実的と言うか。
竹原 普通は2代目、3代目で潰すって言われるのにね(笑)。
佐久間 どこも一緒かも知れませんが。
竹原 でも、夢はあると思うんですけどね、運送業界でも。
佐久間 モノをAからBに運ぶという原点から始まって、全産業を支えるサービスとして物流業があると言っても過言ではないと思っているんです。
竹原 物流業がなければ何も成り立たないですもんね。
佐久間 はい。物流業を違う角度から見てみると、色々なビジネスとの提携あるいは新サービスとしてできると思ってまして。私自身も植物工場を立ち上げて野菜も作っていますし、色んな人との出会いが、物流があるからこそ話がまとまっていくと多々経験しているので、その辺りにヒントがあるのかなという気がします。難しいですけどね。
竹原 企業だって結局、「人」なんですよ。人を大事にすることが一番大事ですよね。
佐久間 同感です。
竹原 社員さんだろうが、お客さんだろうが。
佐久間 ですから、先程の「自分の子どもに継がせる」「継がせない」という話ですけど、そこまで夢が持てれば理想的なんですけど。そこまで夢とか希望とかは別にしても、せめて今、竹原さんがおっしゃったように「社員の生活を守っている」「この人たちを少しでも豊かにしてあげたい」ということだけは捨ててほしくない。
竹原 そうですね。社員と家族の生活がかかってますもんね。
佐久間 そこさえ見失わずに、もういいやと思った瞬間、つまり自分だけ良ければいいというところと背中合わせなので、やはり時にそういう弱音を吐きたくなる時はあるし。言い合える仲間だからいいんですけど、夢も希望も持って捨てないでほしいなと願いを込めて、全国の代表をやらせていただいています。私の立場から言うと、ボクシングの精神論とか似ているところが多いなあと、心の部分の話なんですけど。全国の5300人の仲間がいるので、竹原さんからぜひ「これだけは忘れるな」という言葉を一つもらえたらありがたいのですが。
竹原 とにかく前向きにやるしかないですもんね、クサったって仕方ないし。仕事といったら20歳過ぎから65歳まで45年働くわけじゃないですか。その仕事が苦だったら45年間、苦痛な人生だから、前向きに楽しくやるしかないと思うんです。
佐久間 「楽しさ」を見つけて…。
竹原 そうですね、「いつかはやってやるぞ」と信じて。正直ね、前のジムが立ち退きにあって、いきなり「出ていけ」と言われて。お金も何も出ないんです。今、莫大なお金をかけて裁判していますけど、元は取れないですよ、正直、ボクシングなんかでは。僕らの給料も出ないですもん。従業員の給料しか出ないです、それも安月給で。なぜ出来るかと言えば、従業員、まあトレーナーですけど、僕らを含めて「ボクシングが好きだから」ですよね。これをどうやって維持できるかというのは僕らの人脈など使って、色々と応援してもらったりして頑張っている最中なんですけど。まあ、リーダーがしっかりしていれば大丈夫なんじゃないですか(笑)。
佐久間 竹原さんの夢を教えてください。
竹原 女子のチャンピオン、男子のチャンピオンをいっぱい作って、伝統のあるジムにしたい。ジムはいっぱいあるけど僕らは下っ端なんで、これから残していける名門のジムにしたいなと。世界チャンピオンが二人で経営するジムって、今までに二つしかないんですよ。一つは白井さんと具志堅さんのジム。白井さんはもう亡くなったんですけど。そうするともう僕らしかないんですよ。我の強い二人なんでうまくやっていくしかない。で、いいチームをつくっていこうと。
佐久間 いい会社を作って残していきたいというのと同じですね。
竹原 物流業の人によく聞くんですが、昔はある品物を専門で運んでいたのが、色々変わっていくじゃないですか、時代の流れとともにね。大変ですね。だから本当に頑張ってほしいですね。配達のドライバーなど本当に良い人多いですよね。礼儀正しく、明るく元気で。こっちまで嬉しくなるような人がいます。
佐久間 そう言っていただけるとありがたいです。
竹原 中には違う人もいますけどね(笑)。
佐久間 一人でもマナーの悪い人がいると、業界全体のイメージにされてしまうので、この辺が非常に残念なところなのですが。
竹原 そうですよね。
佐久間 それであきらめては駄目だと思います。われわれ業界の内輪の話なんですが、「業界の社会的地位の向上」という目標に、ずっと以前から取り組んでいるのに、なかなか認知されない。「ライフラインで大事だ」と言っていただく割には、それに見合った対価がなかなか得られない。この前、私、「そういう風に言ってる自分たちはどうなの」と、全国の仲間たちに投げかけたことがあるのです。よく各地の立派なホテルを利用して、大会などを開いているのですが、その時、勉強中や大会中は静かにしてもらうのは当然ですが、それが終わって、帰る時などエントランスなどパブリックスペースを通るじゃないですか。そういう場所を通るときに、例えばお酒が入っている場合などの態度、立ち居振る舞いって「どうなの?」って。大きな声を出したり、2次会どこへ行くんだとかワーワー。
竹原 下の下じゃあ(笑)。
佐久間 自分たちが社長業として国民の前で、唯一好印象を与えるチャンスなのに、看板が大きくあって。なぜそのチャンスにきちっとしようとしないのか。その半面、自分たちの理想を言うし、社員にも「マナーのいい運転して、失礼のないようにサービスしてきなさい」と様々な角度で教育している自分たちが、社長同士の集まりになると、2次会行く時に騒いで。恥ずかしい話ですが、ここ1か月ぐらい、このことを全国各地の代表メンバーにメールで発信して「考え直すべきだ」と呼び掛けています。
竹原 でも、まあね。飲んだら仕方ないですよね(笑)。
佐久間 東日本大震災をきっかけに青年経営者のネットワークがさらに広がっています。トラックは全国に6万社以上ありますが、これが1社1社、被災地支援で動くよりも、トラック協会として一体となって動いたほうが当然、大きな力になりますし、その中で青年部という若い5300人のグループがあるわけです。ト協として一番外側の社会的に見られる名前のところは、国や自治体から「これを、何を運んでほしい」といわれる。それとは別に、青年団体は自分たちでお金を集めて、今も支援を続けています。
竹原 素晴らしいですね。
佐久間 そのタイミングを逃しそうになったことがありました。昨年の大震災の3月11日は金曜日でした。土曜、日曜と連絡がなかなか取れず、月曜日のタイミングを逃すと一斉にいろんなことが個々に始まってしまうと非常に危機を感じまして、月曜日は全国をまとめることに徹したんです。独自のことはできるだけさせないように、一つになってと。それで結果論ですが、いろいろ反感、お叱りを受けたのですが、不思議なことに1年半たって、今褒められるんです。本当にその時、自分自身を見失いそうになった。いったい何が正しくて、何が一番良いのかとか、人を助けようと思うのに、なぜこんなに叱られなきゃいけないのかとか、人を助けるのに、なぜこんなに議論しなければいけないのか、「会議をしなければお金が使えない」「そんな団体なら解散すればいいじゃないか」とか。非常につらい数か月間があったんです。
竹原 大変でしたね。あれほどの大災害では何をどうしたら良いか分からないですよね。まとめてそれを指揮してくれる人がいないとできないですものね。
佐久間 ボクシングの世界と物流業の世界が表立ってコラボレーションすることなど、なかなかないと思うのですが、「社会貢献」という分野などでは何かできることがあると思います。ぜひ、今後やらせていただきたい。
竹原 そうですね。自分だけWINでも駄目ですしね。みんなWIN─WINになれるように頑張らないとね。でもとりあえずWINになりたいですよね(笑)。金もほしいし、名誉もほしい(笑)。
佐久間 われわれ物流会社でいうと「今、この時代に新たにトライして乗り切っていこう」と。何でもそうですがゼロから立ち上げるという、そのリスクに対して挑んでいく姿というのは励みになります。
竹原 夢というのは、一歩ずつ上の目標を作って、それを全部クリアしていって、やっと夢は叶うと僕は思うんですね。
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