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廃棄物か有価物か運搬費用で判断 神戸市・鉄鋼スラグの使用で
2016年6月24日
廃棄物行政を所管する自治体が、運送物品が有価物なのかゴミなのかを判断する基準の一つとして、「運送費用」を調べる手続きがある。この手続きは、運送行為の目的が廃棄にあるのか、それとも資源や資材などの有価物として扱われるのかを判断する際、運送費用によって表面化させるためだと説明される。廃棄物の不法投棄を防ぐための施策だが、一方で運送費用の足かせで進まないリサイクル事業があることを指摘する運送関係者もいる。
「鉄鋼スラグの搬入については前回申し上げたとおり、トン当たり150円というスラグ購入代金より運搬費が高ければ産廃扱いとなる」。神戸市の担当者は3年半前の2012年11月、市内の建設会社社長に対し、このように指摘した。鉄鋼スラグは、製鉄の過程で生じる副産物。重金属が含まれている場合があるため、鉛、六価クロムなど環境や生体に悪影響を与える物質が溶け出していないかを調べる基準(溶出量基準など)が存在する。
(詳しい内容は、物流ウィークリー6月27日号に掲載しております)関連記事
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