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ブログ・鈴木 邦成
縮小化するマーケットへの不安
2010年1月11日
新成人の誕生
今年も新成人が誕生しましたが、その数は130万人を割るなど、少子化を実感させる数字となっています。
30代、40代では未婚者の割合も増え続けているようです。
いうまでもなく、「こども手当」だけではなく、雇用不安、社会不安などを解消し、託児所などを充実するなど、社会インフラの整備を徹底していかなければ、少子化の問題は改善されないでしょう。
トラック販売台数の大幅減少
人口だけではなく、トラックの販売台数もここにきて急速に減少しています。
物流関連マスコミなどの報道によると、景気低迷、物流業の全体的な仕事量の減少などにより、昨年度の普通トラック(積載量4トン以上)の販売実績は前年比の半分程度の3万9992台に過ぎなかったそうです。
4万台を割ったのはこの種の統計がとられるようになった1965年以来、初めてのことでした。
一昨年には8万台を割り込んだことで関係者が大きなショックを受けましたが、それをはるかに下回る衝撃的な数字となってしまったわけです。
はたして深刻な不景気と少子化で縮小する国内マーケットに効果的な特効薬を見つけ出すことは可能なのでしょうか?
少なくとも、産学官が一体となって、日本再生へ向けての抜本的な改革プランを考えていかなければならない時期に来ているといえるのではないでしょうか? -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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