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ブログ・鈴木 邦成
ロジスティクスマネジメントの視点
2010年1月14日
新年会・賀詞交歓会の季節
2010年のビジネスも動き出し始めました。
新年会、賀詞交歓会なども盛んに行われ始めました。
年頭にあたって本年の個人的な目標、企業目標などを立てて、気分一新のもとに仕事に打ち込み始めていることと思います。
統合的な意思決定の推進
物流、あるいはより広くビジネス各部門の現場ではさまざまな問題解決のために可能な限り迅速に適切な意思決定が必要になります。
もっとも、必要、あるいは重要な情報やデータは現場に集まりますが、それぞれの現場で意思決定をしっかり行えば、企業システム全体の最適化が図れるというわけでもありません。
物流についていえば、輸配送、保管、荷役、流通加工、物流情報管理などの現場で独立的に意思決定を行えば、部分最適にしか結びつかないということになるわけです。
もちろん、現場サイドの工夫を積み重ねていくことで大きな成果を得ることも少なくありません。
ただし、それに加えて、各部門の情報、データを共有しつつ、統合的に意思決定を行う仕組み作りを進めることで現場起点の改善提案の是非を巨視的に捉えることが可能になると考えられます。
ロジスティクスマネジメントの視点から考えると、それぞれの物流の5大機能(輸送、保管、荷役、流通加工、包装)あるいはそれに物流情報管理を加えた6大機能の部分最適ではなく、統合意思決定システムを有する全体最適を実現できる仕組み作りが必要になってくるというわけです。 -
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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