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  • ブログ・馬場 栄

    第115回:社内秩序を維持するためには

    2017年9月21日

     
     
     

     ドライバーを「会社の顔」と認識する運送会社が増えています。同時に、経営者の方から「『茶髪、ピアスはやめろ』と言っているのに、ドライバーが聞いてくれない」という相談を受けることも多くなりました。こんなときは、どうすればいいのでしょうか。ルールがなければそのドライバーを律することさえできないというのが法律上の考えです。こんな場合はまず、服務規律を整備することを提案しています。
     服務規律とは、会社がスムーズな経営を行うために、社員に対して「してはいけないこと」「こうあってほしいこと」など、会社のルールや約束事を示したものです。先程の例であれば、「茶髪、ピアスは禁止とし、清潔な服装を心がける」などを服務規律で定めるのです。会社が望む社員像を会社のルールとして社員に明確に示すものです。また、問題社員に対しては服務規律に違反した場合、どのような処罰を行うかまで規定しておき、万一のときに会社が実施できる「懲戒処分」の権限を持たせることも大切です。ただし、問題社員に対して単純に懲戒処分を実施するだけでは、社内秩序維持の根本的な解決にはなりません。不真面目な社員に対してルールで無理矢理押さえつけても、かえって反発が大きくなる可能性があるからです。


     社内秩序を維持するためには、会社のルールに従うことがよいという認識を自然と持たせ、問題社員が発生しづらい社内環境をつくることが大切です。言いかえると、会社のルールに従わない社員は評価されず、ルールに従う真面目な社員が評価される仕組みをつくるということです。こうすることで、不真面目な社員は評価されるためにはどうすればいいのかを自然と考えるのです。そのときに守るべき明確な服務規律があれば、社員は会社にとって評価される社員になるべく従おうとしてくれるのです。
     会社にいるのは大半が真面目な社員です。社内秩序維持のためには、問題社員対策も大切ですが、きちんと働いてくれる社員のやる気を維持することが大切です。大半の真面目な社員が気持ち良く働ける環境を整えることに注力すべきです。
    (保険サービスシステム株式会社・社会保険労務士・馬場栄)

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    馬場 栄

    保険サービスシステム株式会社 社会保険労務士


    年間約300社の経営者の相談・アドバイスを行っている。中小企業の就業規則や残業代など、幅広い労務管理のアドバイスに高い評価を得ている。

     
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