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ブログ・船井総研ロジ
第16回:ライバル企業から学ぼう
2007年3月22日
【師と友づくり】
「貴方は素直ですか?」「プラス発想ですか?」「勉強好きですか?」、そして「経営の目的は何ですか?」の後に、よくご質問することは「モデル企業はどちらですか?」です。このご質問をさせていただきますと「うちはモデルにしている会社なんて無いよ!」、また「モデル企業なんて、うちには関係無いよ。そんなものは要らない!」と回答される会社様が、物流業界において非常に多くいらっしゃるように思います。また、「良い意味で刺激になる仲の良い物流会社さんはどちらですか?」といった質問をしても、同様の回答がほとんどです。
この時、アドバイスさせていただくことは「師と友づくり」の大切さです。
1.師:できるだけ同業で競合しない、しかも好業績をあげている企業
2.友:良い意味で交流があり、また競争することで、やる気や張り合いができる企業
商いの道を歩む以上、一足とびの前進は極めて難しいものです。一歩一歩、しかもなるべく早く進むことが求められます。そのためには、モデル企業やライバル企業から教わり、真似し、覚えるということも大切だと思っています。しかも、できるだけ素直に学ぶことが向上の早道なのです。
「師と友づくり」をご理解いただくために、更に簡単な例をお伝えします。そのためには、貴方が幼かった頃のことを思い浮かべていただければと思います。貴方は、赤ん坊としてこの世に生を受け、全く人と関わることなく今日まで生きていくことができましたか? 答えは「NO」でしょう。親などから言葉を覚え、コミュニケーションをとることが出来、また、友人・知人と何かを競い合って、時には悔しい思いや恥ずかしい思いをして成長してきたはずです。当然、そこから学んだことも多いはずです。そして、今日の地位を築かれたのです。私は人も企業も同じだと思っています。つまり、人がコミュニケーションと共に成長してきたのと同じように、会社も意識する競合企業や刺激を受ける会社がなければ、成長し難いものです。勿論、社長で会社は99%決まるわけですから、社長の行動力が大切だということは言うまでもありません。
少し話は変わりますが、私はコンサルティング契約をしていただく物流会社様には、前述のような環境をお持ちでいらっしゃるか否かを確認するようにしています。その環境をお持ちでない会社様には、弊社の会員クラブをご紹介し、ご参加いただくことをお勧めしております。宣伝のようで余り気乗りしないのですが、『コスモスクラブ・ジュニアコスモスクラブ合同研究会』という異業種の経営トップ層が集まる弊社最高級の会員クラブです。ご参加いただいている経営者様は年齢を問わず、いつも生き生きとした目をされ、人間的に見てレベルの高い考え方をお持ちでいらっしゃいます。その環境に身を置き、積極的に交流を図っていただくことで、「自分も頑張らねば」と思っていただけるようです。折角の機会ですので、ご興味のある方は、優先的に一度ご招待いたします。ご遠慮なく何なりとご連絡ください。百聞は一見に如かずです。自らの縁を切り開いてください。この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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