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ブログ・船井総研ロジ
第41回:RFIDタグ 本格的に普及段階へ
2010年2月2日
2009年現在、金融危機をきっかけに、世界的に各企業の経営環境は厳しく、今後もさらに厳しくなることが予想されます。具体的には、生産不振になり、単価はダウン、販売は不振、客数も漸減。モノの流れが滞り、人員削減も進行、資金の流れも止まる。その結果、大手と言えども、小売チェーン店や飲食チェーン店がバタバタと閉鎖。製造業の現場では極端な減産体制、その為、人員は大幅な削減&リストラ。生産が滞り、販売額がガクンと落ち、巷に失業者も溢れる。新築住宅は投げ売りしても全く売れずに、ドンドン、値が下がる。賃貸ビルは、空室率が一気に上がり、”シャッター街”のような雰囲気…。
このような経営状況に対して、荷主企業は更なる「コスト削減」と更なる「付加価値」を求めるでしょう。よって、物流企業には当然のように、上記を満たす新しい商品・サービスの開発や提案が必要となります。
そこで、今回はこの2つを満たす「RFIDソリューション」を活用したビジネスモデルをご紹介します。RFIDソリューションは作業効率の向上によるコスト削減、物流資材の管理によるコスト削減などを可能にするため、RFIDソリューションを活用すれば新しいビジネスモデル、新しい提案・サービスがご提供できます。
2000年頃から非常に注目されてきた技術ですが、残念ながら課題もあります。それは、技術的課題やコストの問題などから、導入事例が少なく、未だ普及に至っていない点です。とはいえ、現在ではUHF帯での使用が可能になったことや、技術発展によってかなり現実的なソリューションになっています。
この厳しい環境下において新しい取組みが必須となる今、RFIDソリューションの開発に取組まれている企業さまと提携し、荷主企業さまへの導入を進めていくなど、新しい取組みによって、他社と差別化をはかるような試みが必要になるのではないでしょうか?
(株式会社船井総合研究所・槻瀬 潔)
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は08年12月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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