数年前から、企業のコーポレートサイト以外に、ランディングページ（ＬＰ）を作成し、コンバージョンを得ることに注力している企業が増えてきています。ＬＰのメリットとして、制作費用が安いこと以上に、伝えたい商品・サービスに絞り込んで情報発信することで、コンバージョン率を高めることができる、ということが挙げられます。ＬＰ対策の第一人者と言われているティム・アッシュ氏は、制作のポイントとして次の７点を挙げています。

　（１）選択肢を少なくする＝次のアクションを明確にして、それ以外への誘導は削除しないといけません。問い合わせなのか、資料請求なのかなど、そのページでのオファーを絞り込む必要があります。
　（２）統一性を持たせる＝お客様はＬＰにたどり着くために、自分の欲しい・知りたいキーワードを打って検索してきます。その検索キーワードと広告文とＬＰに一貫性がないと、意味がありません。
　（３）できるだけシンプルに＝フォントやカラーを統一させシンプルにまとめた方が、コンバージョン率は上がる傾向にあります。
　（４）不安の払拭＝保証を付けたり、ＳＳＬ証明書のロゴやプライバシーマークのロゴなどを利用し、安心感を与えることが重要です。
　（５）親近感を持たせる＝お客様に、その商品・サービスを他社も利用していることを伝え、親近感を持ってもらうことも有効です。お客様の声の掲載や有名企業と付き合いがあれば、そのロゴを利用することも手段の一つです。
　（６）目的のアクションを最も目立たせる＝サイトの中で、目的のアクションをするためのボタンやフォームが一番目立っていなければいけません。
　（７）テキストはなるべく少なく＝シンプルな見出しと、文章は短くまたは箇条書きにまとめましょう。
（株式会社船井総合研究所・河内谷庸高）
☆船井総研が運営する環境ビジネス情報サイト「eco-webnet.com」
※記事は11年12月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。
　ＬＰをこれから立ち上げようとお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。