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ブログ・船井総研ロジ
第343回:後継者づくりのポイント
2016年4月25日
後継者候補の選出と育成、そして最終的な指名は、経営トップの最も重要な仕事の一つです。その仕事は、社長就任の時からスタートします。
船井総研ホールディングス専務の大野潔は、新たに社長に就任した人に、次のように問いかけます。「おめでとうございます。で、いつお辞めになるんですか?」ステークホルダーのために、企業は永続すべきだからです。新社長は、バトンを渡す時期を決め、できるだけ早く候補者を選出し、育成する必要があります。帝王学は、幹部研修や管理職研修とは根本的に違うからです。育成の初期から中期に、数人の候補者を競わせることができればベストです。なぜなら、健全な社内競争意識は、組織の成長をスピードアップさせるからです。
ただし、このときに留意していただきたいのは、候補者それぞれの強みを生かせる役割を与え、貢献を求めることです。そうすれば、後期になって、彼らのうちの一人を後継者として指名した後でも、経営体制上、それぞれが補完関係になっているはずです。お互いを必要とする体制が出来上がっているのです。それは、理想のチームです。
(船井総合研究所・橋本直行)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は16年2月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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