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ブログ・船井総研ロジ
第354回:面接キャンセルの理由
2016年7月11日
スマホの普及とともに、求職者の転職活動にも変化が生じています。その変化の一つに、紙媒体で転職先を探すよりも、ネット検索で探す人の割合が年々増加しています。紙媒体主体だったころは、電話での応募が一般的でしたが、近年はWeb媒体やメールフォームから応募されるようになっています。メールでの応募の場合、電話での応募と比べて、面接来社率が低い傾向にあります。皆様の会社でも、せっかく応募があったのに面接を辞退されたり、ひどい場合は連絡もなしに面接に来なかったりと頭を悩まされているのではないでしょうか。
しかし、面接受付の対応を変更することで、その来社率を大幅に改善することができます。HRソリューションズ社の「働く意識調査」レポートによると、面接をキャンセルした理由は、次のとおりです。
1.他社で採用されることが決まったため 41.3%
2.その仕事をしたくないと感じたため 23.1%
3.応募した後の連絡が遅かったため 21.0%
4.応募したときの応募先の対応に不満があったため 20.7%
5.応募先の雰囲気がよくなかったため 19.0%
6.給与など条件面に不満を感じたため 13.3%
7.その他 7.5%
8.周囲の人に反対されたため 6.2%
これらの項目を見ると、連絡スピードや対応方法によって、改善できる点が多々あることがわかります。
例えば、ある運送会社様では連絡スピードを早めるために、フォームからの応募の場合、採用担当者の携帯に直接届くようにしており、遅くとも2時間以内に必ず連絡をとるようにされています。その結果、面接来社率を高められています。
また、電話対応力アップのために、定期的に社長自身が求職者のフリをして電話をかけ、受け答えに問題がないかチェックされている企業もあります。
自社の場合の面接キャンセル理由をしっかり押さえた上で、対策を検討してみてください。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は16年6月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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筆者紹介
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本コーナーでは、船井総研ロジ株式会社による リレー連載を掲載します。
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