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ブログ・船井総研ロジ
第358回:人に感謝できる人か見極める方法
2016年8月8日
日本におけるイメージトレーニング指導のパイオニアである西田文郎氏は、長年の研究結果より、ビジネスで成功する人は「自分は運がいい」と考える力が強い傾向にあると述べています。また、同氏はそれを「運感力」と呼んでいます。
運が良い・悪いというのは、物事の捉え方次第なので、運感力があるということは、「自分を信じる力」があるということだそうです。つまり、運感力がある人ほど、物事を成し遂げる力が強いとも言えます。
ある運送会社の社長は、面接時には必ず「自分は運がいいと思うか?」という質問しています。自分自身のことを、〝運が悪い、ツイていない〟という人の大半が、「会社がチャンスをくれないから、自分の力が発揮できない」「上司が悪いから、自分のやりたいことができない」と会社や環境、他人のせいにする傾向にあり、感謝の心がない人だと見抜けるからだそうです。また、言い換えると、自責型の考えか、他責型の考えかを推し量ることができるでしょう。自分のことを運が悪いと考える人は、自分自身は悪くなく、周囲や環境に原因を求めている人なので、他責型と言えます。
皆様の会社でも、採用活動において、求める人材像の一つとして「人に感謝のできる人」という項目を掲げている方も多いのではないでしょうか。履歴書や、一度会っただけで判断することは、なかなか難しいと思いますので、ぜひ、採用面接の場で聞いてみてはいかがでしょうか。この質問は、成功する人なのか、自信を持っている人なのか、自責型の人間なのかを見極めるキラークエスチョンと言えるでしょう。
(船井総合研究所・河内谷庸高)
☆船井総研が運営する物流ビジネス情報サイト「http://www.ecologi.net」
※記事は16年7月の記事執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。この記事へのコメント
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