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ブログ・高橋 久美子
第438回:34歳婚活女子のプロフィール
2020年3月16日
「あなたの発信によって、引き寄せられる荷主が変わる」︱︱。わかりやすいように婚活の例で考えてみましょう。
ここに34歳、独身、会社員女性が2人います。プロフィールを見ながら、どんな女性か想像してみてくださいね。
〇Aさん
お休みの日は、ゆっくりお料理を作って過ごすのが好きです。でも、せっかくがんばって作ったお料理も一人で食べるのは寂しいです。早く、手料理を食べてくれる方と出会いたいです!
〇Bさん
休日は趣味の料理をして過ごします。食器や箸置きなどの器が趣味で、食材は限定農家から有機野菜を取り寄せます。手料理を食べて下さる方とのご縁を期待しております。
さて、いかがでしょう。2人の女性のイメージが浮かびましたか?
実は、この2人の女性は年齢だけでなく、身長・体重、学歴、年収など、いわゆる「スペック」は同じです。同じようにお料理が趣味で、休日を料理をして過ごす婚活女子です。しかし、あなたの頭に浮かんだ2人の女性のイメージは、全く違うものだったのではないでしょうか。
明るい女性と楽しくフランクなデートをしたい! と思ったあなたは、Aさんが自分に合うんじゃないかと思ったのではないでしょうか。
そして、しっかりしたタイプの女性と落ち着いた大人デートがしたいと思ったあなたは、Bさんのほうが自分に合いそうだと思ったのではないでしょうか。
つまりは、まったく同じスペック・条件だとしても、どんなふうに発信するかでふさわしい相手を引き寄せることになるというわけです。
運送会社の発信でも同じことが言えます。実際、私自身も、運送会社で働いていたときに、そのことがわかっていなくて間違った発信をしていました。自社を宣伝するチラシに「どんな便でも対応します!」という言葉を「POP体フォント」を使って書いていました。年齢も社歴も若い会社でしたから自分たちの強みは「若さ」だと思っていました。ですからPOP体で若くて元気な印象を出したかったんですね。
その結果、引き寄せてしまったのは初対面から上から目線で命令口調の「キツい便を安く運んでほしいと考えている荷主」でした。
POP体の書体、「!」というビックリマーク、「なんでもやります!」という言葉、全てが「安い」印象を与えてしまっていたという訳です。もしも、自分の理想とかけ離れた荷主とばかり取引しているという人は「自分の発信が荷主に、誤った印象を与えてはいないか」、一度、チェックしてみてくださいね。
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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