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ブログ・高橋 久美子
第61回:毎日1万2000円を無駄にしています
2011年5月11日
先日からお話している「儲かっている会社の経営者と、うまくいっていない会社の経営者のお金の考え方の違い」について、もう少し具体的に見ていきます。まずは、社長であるあなたの役員報酬を、実際に「時給」に換算するところから、やってみてください。
例えば、年俸800万円の役員報酬をとっているとしたら、ざっくり計算して、おそらく、最低でも4000円以上の時給になります。では次に、先週お話したような「あいさつ回り」をしている場合、それにはいったい、いくらかかっていることになるのか?を計算してみましょう。
たった1件の、しかも不景気な会社に訪問するために、往復時間を入れておよそ3時間、なんと1万2000円以上を、その行動のためにかけてしまっている事になるのです。どうですか?それなのに、なぜか、「お金をかけずに、できる事をやっている」と、思ってしまっているのです。
ちょっと「ゾッ」としませんか?「時給」としてはっきり金額を出すと、このように、費用として実感できると思います。「1万2000円以上もかけて、1件の景気の悪いお客のところで時間を使ってしまっている」という事実を目の当たりにして、愕然とした方も多いのではないでしょうか。
また、費用の問題だけではありません。飛び込みも含めて、この方法では、1か月にアプローチできる「件数」に、限りがあります。効率良く、より多くの荷主企業にアプローチしていくには、ハードオファーでは限界があるのです。
そこで、「広告」が必要になってきます。「広告」を使うことにより、「訪問」でのアプローチに比べ、なんと100倍以上の「荷主候補」にアプローチすることも可能になるのです。まずは、たくさんの荷主企業にアプローチし、そこから「あなたの会社に、ぜひお願いしたいです!」という人に、『手をあげて』もらうのです。セールスや細かい話は、その後です。では、『手をあげてもらう』とは、どういう事なのか?次回、具体的に、その「仕組みの作り方」をお伝えします。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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