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ブログ・高橋 久美子
第89回:マスコミ記者の使命とは
2011年11月23日
あなたの会社をマスコミに無料で宣伝してもらう方法を、更に詳しくお話していきます。実は、この「プレスリリース」のスキルは、「セールスレター」を書くスキルと、とてもよく似ています。セールスレターでは、「自分が書きたいこと」ではなく、「荷主が聞きたいこと」を書くことが重要ですよね。そうでなければ、そもそも読んでもらえないからです。つまり、「荷主の事を、どれだけ考えられるか?」が、ポイントになってきます。
このように言うと、「いや、俺はいつもお客様の事を考えているよ!」と、言う方は多いのですが、ここで言う「荷主の事を考える」というのは、少し、意味が違います。「荷主は、本当は何が嫌で、何が怖くて、何が嬉しくて、何が欲しくて、何に悩んでいるのか?」それを、とことん想像して理解します。表面的にではなく深く理解することが必要です。このように荷主の気持ちを、自分の気持ちのようにはっきりと想像できれば、商談は90%以上、成立したも同然です。
つまり、「想像力」が、カギなのです。この話を始めるとかなり長くなってしまうので、次の機会に譲るとして、話をいったん「プレスリリース」に戻します。
「荷主の気持ちを理解する」のと同じように、「取材する記者」の気持ちが理解できれば、あなたの「プレスリリース」は間違いなく成功します。
「うちは、いい会社だから、取材に来てくれ!」とか、「うちのサービスを、雑誌に載せてくれ!」というだけでは、聞いてもらえる訳がありません。
記者たちは、「読者に有益な情報を発信する」という使命を持っています。ですから、誰かの私利や私欲のために、その媒体を使う訳にはいきません。自分の言いたいことが書きたいのなら、お金を払って、広告を打つべきなのです。あなたのビジネスを、その媒体に掲載することで、「読者にどんなメリットがあるのか?」、それをきちんと伝える事が必要です。・・・といっても、そんなに難しい事ではないんです。来週、具体的な例で説明していきますので、楽しみにしていてください。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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