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ブログ・高橋 久美子
第98回:「うさんくさい!」と言われたら大成功
2012年1月17日
今日も「キャッチコピーの作り方」について、お話していきます。「キャッチコピー」をマスターすれば、ある程度の売上をコントロールすることができると言っても過言ではありません。特に運送業の場合、1件のレギュラー便契約が成立すれば、決算書に大きなインパクトを与えることができます。ですから、多少難しいと感じても、がんばってマスターする価値は十分にあると思います。
そうはいってもマスターするまでにはステップが必要です。まずは、楽しみながら少しずつ慣れていくのがいいと思います。そこで今週は、楽しみながらキャッチコピーを作るエクササイズを紹介しましょう。
キャッチコピーの型のひとつに「ギャップ型」というのがあります。「ギャップ型」とは、「最低の状態」→「最高の状態」を表現したキャッチコピーです。わかりやすく、例を挙げてみますね。「彼女いない歴37年のオタク男が、モデルの彼女をGETした方法!」とか、「事務員で入社した元主婦のオバサンが、わずか1年で、取締役に抜擢された理由とは?」などです。
「彼女いない歴37年のオタク男」が、「モデルの彼女をGET」と聞くと、「え?どうして?」と、びっくりしますが、「福山雅治似の青年実業家」が、「モデルの彼女をGETした」のでは、おもしろくもなんともありませんよね。このように、「最低の状態」と、「組み合わせる最高の状態」の、ギャップが大きければ大きいほど興味を引くというわけです。
ここで、エクササイズをしてみましょう。「最低の状態」→「最高の状態」の組み合わせで「ギャップ型」のキャッチコピーを作ってみてください。「ギャップ型キャッチコピー」というのを体感してもらうためのエクササイズなので、あなたの会社の商品でなくてもOKですし、この世に実在しない商品やサービスでもOKです。
作ってみたら、会社のスタッフや家族に「こんな話があったら聞きたい?」と言って、反応を見てみてください。誰かに話したとたんに「ええ!何それ!?」と絶叫されたり、「うさんくさい!」と言われたら、そのキャッチコピーは大成功です。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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