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ブログ・高橋 久美子
第102回:40代の2代目社長
2012年2月13日
先週は、お客が興味あるのは「自分の事だけ」だというお話をしました。それでは、「自分の事」にしか興味のないお客の興味を引くために、どんな言葉をキャッチコピーに使えばいいのでしょうか。今日は、もう少し掘り下げてお話していきますね。
自分の事にしか興味がないわけですから、まずは、「おや、自分に関係のあることみたいだぞ」と、思ってもらえる言葉を書く必要があります。「自分に関係がある」と思ってもらうためには、どんな事に気をつければいいのかを説明する前に、次の5つのキャッチコピーを読み比べてみてください。
1、会社経営のノウハウを無料で公開します。
2、運送会社の経営ノウハウを無料で公開します。
3、トラック20台以下の運送会社の経営ノウハウを無料で公開します。
4、トラック20台以下の運送会社の経営ノウハウを無料で公開します。(特に2代目社長様向けの内容です)
5、トラック20台以下の運送会社の経営ノウハウを無料で公開します。(特にA地区にお住まいの40代の2代目社長様にお役に立つ内容です)
いかがですか?5つを読み比べてみて、違いが分かりましたか?もし、読み手が、A地域に住んでいる40代の2代目社長で、トラック20台以下の運送会社の経営者だったら、「5」のタイトルを無視することができないのです。まさに、「自分の事だ!」と思うからです。
このように、絞り込みの言葉を使えば使うほど、興味を引くことができるのです。「えー、でも高橋さん、そんな絞り込みをしたら、その言葉から、ちょっとでも外れてしまった人には、読んでもらえなくなるんじゃないですか?」と、心配される方もいるかもしれません。しかし、「みなさーん、どんな便でも対応しますよ!」と、間口を広げようとすればするほど、誰にも振り向いてもらえなくなるのです。
あなたがセールスレターを発送しようとしている荷主候補はどんな人ですか?どんな業種ですか?どこの地域にセールスレターを発送しますか?それらを全て書き出してみてください。すると、どんな「言葉」を使えば、「自分のことだ!」と思ってもらえるのかが明確になってくるはずです。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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