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ブログ・高橋 久美子
第103回:3大要素の2つめ
2012年2月20日
キャッチコピーの3大要素の、「一つ目の要素」は「興味性」でした。今日は3大要素のうちの、「二つ目の要素」についてお話していきましょう。
あなたに覚えてもらいたい重要な二つ目の要素、それは「具体性」です。では、「具体性」とは何でしょう。ちょっと分かりにくいかもしれないので、例を見ながら解説していきますね。まずは、次の3つの文章を読み比べてみてください。
A「この方法で、売上がアップしました!」
B「この方法で、300万円売上がアップしました!」
C「この方法で、たった1ヶ月で300万円売上がアップしました!」
どうですか?あなたはこの3つの文に、どんな違いを感じますか?Aの、ただ「売上がアップした」と言うよりも、「金額」を入れたBの方が、具体的で信頼感が増した感じがしたのではないでしょうか。そして、更に「期間」を入れたCの方が、より具体的で、信頼感が増すという事を感じてもらえたのではないでしょうか。
それでは、具体的に表現できることにはどんなものがあるでしょう。一緒に考えてみましょう。例えば「金額」「時間」「期間」「回数」「場所や地域」「年齢」「色」「重さ」「距離」「人数」・・・など、他にも、いろいろあると思います。特に、数字に表わすことができるものは、明確に数字を出していくことで、より具体性を感じるこができます。そして、具体性を感じることで、「信頼感」が増します。
さらに、もう一つポイントがあります。次の2つの文を読み比べてみてください。
A「この方法で、約10万円の売上げが上がりました」
B「この方法で、9万8600万円の売上げが上がりました」
どうですか?違いが分かりますか?このように、「約10万円」と言うよりも、細かい数字まで明確に書いたほうが、さらに信頼感が増すわけです。
さて次回は、キャッチコピーの3大要素のうちの、「3つ目の要素」について解説していきます。見逃さないでくださいね。
全国中小規模運送会社・経営改善推進委員会代表 高橋久美子
http://www.handlecover.com/kaizen/この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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