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ブログ・高橋 久美子
第159回:見るからに過積載
2013年3月26日
問題を解決する方法は、大きく分けると二つの方法があります。一つは「問題を小さくする」問題分解型の解決方法。そしてもう一つは、「自分を大きくする」という方法です。自分を大きくするために私は、「孤独の旅」に出かけています。旅にはいくつかのルールがあります。その過酷なルールで旅をすることで自分を無理やり大きくするというわけです。2010年は元旦から2週間、極寒の韓国へ行きました。ぐるりと一周しながら、そのたくましいセールス魂を目の当たりにしてきました。
翌年、2011年の孤独の旅の行き先は、インドにしました。インドは今、開発ラッシュです。大きなビルの建設があちこちで進んでいました。そのすぐ横では、路上生活の家族が生活しているという、対照的な光景が印象的でした。
インドに行って、まず驚いたのが乗り物です。自転車やバイクは4人乗りが当たり前です。4人乗り用ではなく、普通のスクーターに4人が重なり合って乗っています。トラックも見るからに過積載で、落ちない限り積む、という感じです。
トラックだけではありません。軽自動車にも載らないだろうというほどの大きな荷物を自転車に積んで走っています。とにかく、たくましさを感じました。
さて、孤独の旅は貧乏旅行です。高級ホテルには泊まれません。インドでは、日本円で1泊約800円–1000円くらいのホテルを探して宿泊しました。部屋にはカギがかからないのが当たり前で、30分に一度くらいの頻度で停電します。長い時は1時間くらい続くのですが、インドではめずらしくないので誰も慌てる様子もありません。
停電は慣れたのですが、時間がかかったのは食事です。ちなみに、味はどれもおいしいです。しかし、スプーンもフォークも出てきません。みんな器用に右手で食べ物をつまんで口に運びます。最初はなかなか上手に食べられなかったのですが、周りの人の食べ方を研究するうちに、3日目くらいからうまく食べられるようになってきました。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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