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ブログ・高橋 久美子
第181回:電話を確実に取引につなげる
2013年8月25日
ホームページ(HP)から売り上げを上げる方法について話を続けます。
『ステップ1』まずはあなたの会社のHPにたどりついてもらう(導線をつくる)
『ステップ2』たどりついた荷主に、確実に問い合わせをしてもらう(HPの内容を新規型に作りこむ)
『ステップ3』問い合わせを確実に取引につなげる(電話契約の型を作っておく)
前回は『ステップ2』についてお話ししました。あなたの会社のHPを見た人に、確実に問い合わせをしてもらうため、トップページには「お客が今、この瞬間に知りたい情報だけを掲載すること」「電話番号を大きく掲載すること」が重要なポイントになります。
さて、ここまでできたら最終段階に移ります。『ステップ3』では、問い合わせの電話を、確実に取引につなげます。といっても、難しい話ではありません。ここでは強引なセールスは必要ありません。問い合わせの電話をしてきた相手は「今、運送会社を探している」今すぐの客です。そして9割以上が緊急配送のスポット便です。問い合わせがあったら、必要な情報を確実に聞き出すことができるよう、あらかじめ、聞くべき内容を紙に書き出しておいて下さい。
しかしここで、注意して欲しいことがあります。特に、今まで新規獲得がなかなかうまくいっていなかった人は気をつけて下さい。向こうから依頼の電話が入ると、舞い上がり、つい安請け合いしてしまう危険があります。しかし、インターネットを見て電話をしてきた相手は、どんな人か分かりません。顔を知っている近所のお客とは違います。
ひょっとしたら、信用できない悪い人かもしれないのです。実際に運んだ後で、運賃を回収できなかった例や、依頼元の会社が実在していなかった例も少なくありません。
ですから、いくら相手が電話口で急いでいる様子だったとしても、最低限、「折り返しの電話で、確実に電話番号を確かめる」「その場で社名を聞いて、インターネットでHPを確認する」「ネットでの初回取引は、事前入金か荷物の引き取り時、納品時の集金にする」など、防御策を講じることを強くお勧めします。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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