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ブログ・高橋 久美子
第200回:ミッションに必然性があるか
2014年1月6日
ゴッドファーザー型ビジネスとは「○○地域の、△△の問題なら、あなたに相談すればいい」という位置付けを獲得し、ゴッドファーザーのように、みんなのマッチング役を引き受けるビジネスです。ただし、ここであなたが「○○地域の△△の人」を支援したい理由が明確かどうかが重要になります。
私のところで学んでいる会員Aさんの実例をお話しします。Aさんは、大好きなおじいちゃんに「家具の移動」を頼まれたことをきっかけに引越業を始めました。「重い家具を動かすことが、こんなにも人に喜んでもらえるのか!」と感動したのが創業のきっかけで、「地域のおじいちゃんを元気にすること」をミッションに掲げてプロジェクトを開始しました。
大手の引越業者との価格競争に参戦するより、よっぽど意味があり、ビジネスとしても勝算のある方法だと思います。「私は、これこれこういう理由で、○○地域の△△の人の、こんな悩みを支援したい。このミッションに共感してくれる人は、ぜひ、私のところに集まって下さい。一緒に達成しましょう」。このミッションがAさんの事例のように、あなたのコアと結びついていると、より力強いメッセージが発信できます。
つまり、あなたがすべきことは次の三つです。
1・あなたのミッションを発信する
2・ミッションに共感してくれる人を集める
3・○○地域の△△の人と、集まったメンバーとをつなぐ窓口になり、みんなでミッションを達成する。
ここで注意したいポイントは、「1のミッションに必然性があること」です。これが嘘くさいと、誰の共感も得ることができません。そして、もう一つのポイントは、2の共感して集まってくれたメンバーに「利益をもたらすこと」です。ただの仲介屋ではなく、あくまでも、あなたが介在することによって、お客とメンバーの双方に利益が生まれることがとても重要です。だからこそ、あなたのビジネスが発展していくことになるのです。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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