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ブログ・高橋 久美子
第294回:セミナーで多くのものを持ち帰る方法(3)
2015年10月26日
引き続き、「セミナーに参加して、より多くのものを持ち帰る方法」についてお伝えします。
【服装はスーツで参加する】
あなたは、セミナーに参加する時、どのような服装で参加されているでしょうか。式典を伴うものなどは別ですが、通常の勉強会やセミナーにはおそらく、「会社のユニフォームで参加する」という人が多いのではないかと思います。
しかし、私が開催するセミナーでは、スーツで来場することを推奨しています。なぜなら、セミナー会場は、全国から優秀な経営者が集まる営業チャンスの場だからです。社長の本業は「経営」です。ハンドルを握ることではありません。あなたが取引をする場合に、「いつもハンドルを握っている社長」と、「経営に専念している社長」と、経営者として、どちらの会社を信頼するでしょうか。「現場を知っている社長のほうが信頼できる」という声も多いかもしれませんが、現場主義を否定しているわけではないので、勘違いしないで聞いて下さいね。
「社長業」は、ドライバーと兼業でできるほど、簡単な仕事でしょうか。1日ドライバー業務をしてきてから『余力』でできるほど、楽な仕事でしょうか。ビジネスは戦場です。まして、今は中小運送業は半数以上が赤字経営という非常に厳しい時代です。そんな時代に、毎日走って、余力で社長業をしている人と、毎日真剣に社長業に向き合っている人とが戦って、どちらの会社が勝つでしょうか。社長業が、片手間でできるほど簡単ではないことは、あなたも十分に実感されていることと思います。
経営者が経営の勉強をするためのセミナー会場では、経営者として参加します。片手間社長ではなく、真剣に経営をしている社長として、社長同士がビジネスの成功の話をするのにふさわしい服装で参加するのが有利です。
「人を服装で判断するなんて」というような、中学生みたいなことを言う人は、さすがにいないと思いますが、身だしなみを整えるのは、相手への思いやりです。実際、私のセミナーでも、初対面の相手にも経営者として安心感を与えることができる人は、毎回、セミナー会場でいい出会いをつかんでいます。この記事へのコメント
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筆者紹介
高橋 久美子
あなたの会社が儲かっていない本当の理由
規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。
全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会 -
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