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  • ブログ・高橋 久美子

    第430回:経営をコンテンツ化できる時代

    2020年1月13日

     
     
     

     今週も、運送会社が本業を支える複数の収入源の作り方をお伝えしていきます。

     

     先日、私は電子書籍を出版しました。この2年間で通算13冊の電子書籍を出版しています。月によって変動がありますが、毎月5万〜20万円くらいの印税が入ってきます。年間にすると100万円を軽く超えます。電子出版は、一度本を書いてしまえば、あとは何ひとつメンテナンスがいりません。完全な不労所得です。このようにお話すると、「そりゃあ、高橋さんはコンサルタントだから、売れる本が書けて当然でしょ」と、思う人もいるかもしれません。

     しかし、実際にAmazonの電子書籍コーナーを見てみて下さい。専門家が書いた本ではなく、普通の主婦や会社員が書いた本が売れています。

     「主婦が書いた節約術」「会社でパワハラに遭ったときの対処方法」「ウツを克服した方法」「人間関係のコツ」「旅先でのおもしろエピソード」などなど、普通の人が自分の体験談を執筆してAmazonで販売しています。

     勘のいい人は気づいたかもしれません。そうですこれは、ココナラやタイムチケットと同じ傾向です。コンテンツを提供する人は「プロでなくてもかまわない」という訳です。むしろ、そうじゃないほうが売れていたりするわけです。

     昔は、節約術やお金のノウハウを執筆する人といえば、税理士さんやファイナンシャルプランナー、もしくはテレビなどでネームバリューのある文化人でした。

     健康法は医者や専門家が、学術的な裏付けをもって書くものでしたし、コミュニケーションノウハウを書くのも、心理学の専門家だけでした。

     ところが今は、いわゆる「体験談」を電子出版することができるわけです。その道の専門家である必要はありませんし、本名さえも明かす必要はありません。

     さて、そう考えると、誰もが自分の頭の中に現金化できるストーリーを持っているということに気づくはずです。もちろん、あなただけではありません。ドライバーさんも、事務員さんも、ひょっとしたら今までに、オモシロい経験をしてきているかもしれないのです。

     「こんなこと、誰も聞きたいわけがない」「そんな話、何の役にも立たないよ」と一蹴する前に、ちょっと自分の今までの経験を書き出してみてはどうでしょうか。

     先日からお伝えしているように、今の時代は、価値が多様化しています。どんなものに価値を感じるのか? は、実際に市場に出してみなければわからないことも多いのです。

     誰もが、自分の経験を、コンテンツ化できる時代です。そして、それが収入につながるのです。すごい世の中になりました。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    高橋 久美子

    あなたの会社が儲かっていない本当の理由
    規制緩和により、夢大きく独立開業した運送会社の社長たち。その社長さんたちが、規制緩和後の業界環境の変化により、今、とても厳しい状況に立たされています。経営不振の影響によるメンテナンスの不備も懸念され、それが引き起こす悲惨な交通事故も、連日ニュースで報道されています。このような危機的状況を受け、中小規模運送会社の根本的な経営改善と救済を目的として発足したのが、私たち「全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会」です。

    全国中小規模運送会社 経営改善推進委員会

     
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