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ブログ・川﨑 依邦
経営再生物語(404)コミュニケーションの大切さ―3
2022年12月15日
信頼するということが如何に大事か、そのためにコミュニケーションを大切にせねばならぬことが、実感される。心を開くことが、当たり前のことであるが、組織活性化の基本である。
コミュニケーションが上手くいっている会社であるかどうか、すぐ分かるのは、「あいさつ」のレベルである。
朝のあいさつが、気持ちよく心を込めて爽やかに実行されている会社は、まず会議や面談はスムーズに実行されている。反対に朝のあいさつが暗く、義理で声を掛け合っている会社は、心が通い合っていない。
従って細やかであるが、朝礼を実施することも、コミュニケーションの充実の一歩である。
集団心理を盛り上げていくには、イベントの積み重ねである。イベントの一つが朝礼である。「おはようございます」の一声をはっきりと、きびきびと掛け合うことである。
経営者の役割の一つは、やる気の持てる環境作りであり、そのために経営目標をはっきりさせて、気持ちを通じ合わせていくことになる。
これに対して働く社員は、創意工夫で反応していくこととなる。いわばトップダウンとボトムアップのバランスを取るのが、コミュニケーションの効用である。
報連相の大切さを会社員に周知させるという目的で、実際に野菜のホウレン草を配布した会社もある。ホウレン草を手にした一人ひとりは、社長の心を感じて信頼感を持ったことであろう。意表を突く形でホウレン草を配布したわけである。
コミュニケーションは会社の血液である。動脈硬化をきたしてはならない。正に報連相は企業の生命線である。
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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