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ブログ・川﨑 依邦
経営再生物語(15)職場ミーティングの実施
2013年7月11日
朝礼・夕礼を実施する。そこで月1回の職場ミーティングに取り組む。ドライバー全員ではなく、仕事別や車種別にグループ化する。グループの人数は6?7人とし、A社では合計して三つのグループとなる。
A社は今まで、職場ミーティングなどしてこなかった。必要あれば口頭でA社長がドライバーに伝えていた。「○○君、この前の○○でのクレーム・トラブルは注意してよ。何回も同じことをするとうちの会社では使えないよ」「○○君、たまには車を洗えよ。車の中も綺麗に片づけてよ」など、その都度、ドライバーに注意する。とても職場ミーティングを行う余裕はなかったし、やり方も分からなかった。◆職場ミーティングの実施
職場ミーティングのやり方は経営コンサルタントの指導を受けることとする。
?職場ミーティングのテーマを決める。
今回は?5S職場の確立?を統一テーマとする。グループごとに5Sについて、何に取り組むか決める。A班は車の整理・整頓・清潔・清掃とする。B班はあいさつ・マナーの徹底。C班は休憩室の整理・整頓・清潔・清掃。
?テーマに沿って現状把握する。チェックリストの活用。
A班は車の5Sチェックリスト、B班はあいさつ・マナーのチェックリスト、C班は休憩室のチェックリストを、それぞれ作成する。リストに基づき現状を把握する。
?目標を設定する。
現状把握に基づき、あるべき姿として目標を設定する。チェックリストは点数化して、100点満点で80点以上の獲得が目標。
?対策を立てる。
目標達成のために何をするか、対策を立てる。対策案はグループメンバー一人ひとりが発言して全員参画で決めていく。
?成果を判定する。
チェックリストで80点以上になったかどうか判定し、未達の場合は原因分析して更に対策を立てる。職場ミーティングは月1回、各60分のペースで行う。成果判定は3か月ごとに行い、6か月で一区切りとする。職場ミーティングのスタートは全員起立して、あいさつの実践からである。続いて経営理念の唱和、出欠の確認を行う。欠席理由は私用であれば後で厳しく注意する。司会者はグループリーダーとする。議事録は3日以内に作成する。
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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