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    経営再生物語(83)経営活性化シリーズ32

    2014年12月3日

     
     
     

     (32)常に基本を大切にする癖を社内に浸透させる



     運送業の経営において、収益を確保し続け、かつ、そこで働くメンバーに給料を支給していくことが経営者の役割である。メンバーを厳しく指導、叱咤激励し利益を確保して内部留保しながら、事業規模も拡大していくことが理想である。

     仕事量の激減や事故など、様々なトラブルや環境変化があっても生き残っていく、事業規模拡大を成し得えていきながら、自社で働くメンバーの人間性も高めていくためにはどうすればいいか。それは、「基本を大切にすることを徹底し続ける」ことである。

     まず第一に、営業して仕事量を確保する努力をすること。営業手法については様々あるが、仕事がないことには車両資産を抱えていても不良資産になりかねない。自社車両をフル稼働させて1台あたりの収益性を確保することが第一である。

     運転日報・車両管理(3か月点検・車検・オイル・エレメント交換など)を的確に実施する。勤怠を把握するために、運転日報を正しく記入する癖を身につける。管理者が見本を記入してドライバーに指導していくことである。運転日報がお金につながっていくことを意識してもらう。待機時間や積み下ろし時間、休憩時間、休憩場所などを細かく記入してもらう。極端に言えば、運送業界以外の人でも運転日報を見れば、どのような運行をしたのかが目に映じるくらい、相手の立場に立った運転日報を記入するように指導することである。配車管理者は、運転日報とタコチャート紙を見て運行チェック(安全管理)を定期的に実施する癖を身につける。運行管理=労務管理=法令順守=収支管理、全てつながっている。

     従業員台帳をはじめとする健康診断、運転記録は最低限整理しておく。新メンバー加入時の運転記録の確認(事故履歴)、雇用契約書・損害賠償規定(事故発生時の対応)を各メンバーごとに整理しておく。(労務トラブル未然防止のために必要)車両経費の把握(燃料、高速、修理代、保険料、税金など)も同様である。

     請求支払い漏れがないように、日々の売上計上を漏れなく、遅れなく確実に把握する。売り上げを把握したら、経費(燃料、高速、人件費)を集計して日々収支を把握していく。その集積が、月次試算表につながっていくように精度を高める。経営数字をリアルタイムに把握することで採算意識を持つ。どんなに営業を頑張っても売上計上・請求漏れが発生するようであれば、垂れ流しで何のための営業か分からなくなる。内部管理を固めてこそ営業力との両輪で効果を発揮する。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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