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    経営再生物語(110)経営活性化シリーズ59

    2016年5月20日

     
     
     

     (59)日々収支をつかんで高収益会社を目指そう



     「運送業は大変な仕事ですね。深夜・早朝からかけずり回っても経営は苦しいですよ」。ある経営者の言である。苦しいのはよくわかるが、どこが苦しいのか。原因を経営数字によってしっかりとつかんでいくことである。
     ▼日々収支の仕組みをつくる

     1日汗水を垂らして働いて、いくらの売り上げがあって、いくらの経費(燃料費、修繕費、車両費、有料代など)を使ってどれだけ儲けたか、あるいは損をしたか。それらを日々収支ルールによって毎日つかむことである。ドライバー別、あるいはコース別に分類して日々収支をつかんでいく。そのうえでタイムリーに対策を立てていく。対策とは、損が続いているとすると、すぐさま手を打つことである。損をどうしたら儲けていくか、日々考え抜いて手を打つことである。

     打つ手は、荷主交渉、運行効率化の提案、もしくは運賃値上げ、あるいは運行コースの再編成がある。また、ドライバーの教育—-ひとふんばりの出来るドライバーを育成すること—-である。ひとふんばりとは、車を大事にする・燃費効率が良い・ムダなアイドリングをしない、などのプロドライバーの育成である。プロドライバーは一朝一夕で登場するものではない。日々の積み重ねである。1?ごとの走行キロメートル当たりにいくらの運送コストがかかっているか、原単位管理によって把握すること=日々収支である。

     運送コスト(燃料費、修繕費、タイヤ代、有料代など)をいかにして削減するか、日々考えて働くドライバーこそプロフェッショナルである。考働ドライバー(ひとふんばりの出来るドライバー)の育成である。

     日々を大切にすることは、運送業のマネジメントの核心である。現場では毎日いろいろなことが押し寄せてくる。「クレーム発生」「急にドライバーが休む」。ひっきりなしに電話がかかってくる。「とても日々の収支のことを考えている余裕はないよ」確かにその通り。しかし、ここで紙一重「余裕がないけど、なんとか日々収支をつかもう」と決意して実行するかどうかで大きな差がついてくる。

     すなわち、高収益会社になってドライバーの給料を確保し、アップできる会社になれるかどうか、紙一重の努力の積み重ねが日々収支の実践である。一日一日のふんばりこそが?千里の道も一歩から?で、高収益会社へとたどり着いて会社が永続していく道である。運送業は必ず儲かると信じて、日々収支の把握と活用の仕組みを作り上げていくことである。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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