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    経営再生物語(113)経営活性化シリーズ62

    2016年6月10日

     
     
     

     (62)「危機は良き友。時間がライバル」=スピード経営の実践2 



     中小運送業の経営の強みは、「スピードと実践力」だが、その前提は決断と実行に支えられている。中小企業の経営全般に言えることであるが、日々、様々なトラブルや懸案事項が発生し、それを放置していると後で大きな経営上の痛手になる場合もある。

     【例】トラックが故障した。高額なので修理を出すべきか、出さない場合のドライバーの処遇をどうするか…
     【例】〇〇から給与の件で、給与が低いと問い合わせがあった。個人面談をするべきか…
     【例】荷主から、新しい案件について相談を受けた。依頼を受けるべきか、YESかNOか? 採算的に受けてよいのか? 判断資料は? 荷主との今後の取引など総合的に考えると取り組むべきかどうか? 返答をしないといけない…
     このような場面は一例であるが、これだけを見ても、日々判断をして実行に移さないといけない場面に直面することばかりである。それから逃げることは出来ないし、経営者、または経営管理者として決断し、実行に移すスピードと実践・継続力が必要である。

     「待てば海路の日和あり」(今は状況が悪くとも、あせらずに待っていれば幸運はそのうちにやってくるということのたとえ)の諺があるが、これは決断と実行のプロセスを通じて初めて言える諺である。何もしないまま、悩んでいるだけで放置しても情勢は好転しない。日々、全ての事象に対して決断・実行していく。その繰り返しの中で決断力の質が向上し、実行力が培われていくのである。

     そして、決断したことについての実行スピードを上げる努力も必要である。決めたことをすぐに行動に移すことが成否の明暗を分ける。スピードをもって実行した結果が短期的に失敗であっても、それの修正を早い段階で行うことが出来るので、結果として成功への近道になる。平等に振り分けられているものは時間。限られた時間の密度を濃くして、成長速度を上げるためには、『すぐやる精神』が絶対不可欠である。

     即行動することである。失敗を恐れて手をこまねき逡巡してはならない。ユニクロの創業者・柳井正会長いわく、「一勝九敗」。一勝するにはそのプロセスで九敗がある。失敗から学んでいく。リスクを跳ね返していく。スピード経営は決断と実行によって実を結ぶ。

     経営者、経営管理者の流儀として、決断と実行に支えられたスピード力と実践力を意識してゆかねばならないのである。

     
     
     
     
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  • 筆者紹介

    川﨑 依邦

    経営コンサルタント
    早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
    63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
    中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
    グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。

    株式会社シーエムオー
    http://www.cmo-co.com

     
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