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ブログ・川﨑 依邦
経営再生物語(115)経営活性化シリーズ64
2016年6月24日
(64)凡事徹底
ドライバーの働く心の姿勢をきっちりと変革していかねばならない。心の姿勢がだらけてはならない。ふやけてはならない。ドライバーの働く心の姿勢を変革するとはどういうことか。1、あいさつはできているか
通り一遍のあいさつであってはならない。姿勢を正し、声に張りをもってビシッとすることである。出社時、退社時にお互いにあいさつできているか。荷主先へのあいさつは心をこめているか。ハキハキと大きな声であいさつしているか。あいさつの徹底によって確実に、職場や現場の空気は明るく生き生きとしたものになる。2、節度ある服装をしているか
締めるべきボタンをきちんと締めているか。制服は汚れていないか。スリッパなど、仕事に不向きな靴を履いていないか。服装=制服は、働く上で心を引き締める効果がある。服装チェックは日々行うことである。さらに、爪・髪は派手でないかもチェックする。3、時間・期限は守られているか
積み込みや下ろし時間は守られているか。会社で決めた会議や行事に不平を言わず参加するか。また、管理部で指示する提出物の期限は守られているか。時間のルーズさは心のルーズ、だらしなさに直結する。4、電話の対応は気持ちがいいか
3コール以内に電話を取っているか。また荷下ろし中などで電話が取れなかった時は、折り返しの連絡を入れているか。電話の時はメリハリをもって社名、氏名を名乗れているか。ハキハキした対応をしているか。電話は会社の顔である。会社の顔は爽やかでなくてはならない。5、ルールや規則(報・連・相)は守られているか
会社ルールがおざなりになっていないか。事後報告ばかりで報告のタイミングがずれていないか。例えば、働く心の姿勢が良い会社とそうでない会社があったとして、荷主はどちらの会社と取引をしたいと思うだろうか。ドライバーに限らず、管理者も同様である。
働く心の姿勢の変革は、凡事徹底(当たり前のことを当たり前に実行・徹底すること)を日々、コツコツと積み重ねていくことである。凡事を積み重ねて非凡に行き着くことである。非凡とは、企業と人の成長を成し遂げることである。
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筆者紹介
川﨑 依邦
経営コンサルタント
早稲田大学卒業後、民間会社にて人事・経理部門を担当し、昭和58年からコンサルタント業界に入る。
63年に独立開業し、現在では『物流経営研究会』を組織。
中小企業診断士、社会保険労務士、日本物流学会正会員などの資格保有。
グループ会社に、輸送業務・人材サービス業務・物流コンサルティング業務事業を中心に事業展開する、プレジャーがある。
株式会社シーエムオー
http://www.cmo-co.com -
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