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ブログ・鈴木 邦成
第569回:スマートサプライチェーン時代の物流標準化
2020年3月5日
AI(人工知能)やIoT(モノのインターネット)を物流領域に取り込むことで、物流施設、マテハン機器、物流容器などの「モノの標準化」と一連の物流工程の作業標準化に代表される「手順・作業の標準化」が同時に進展し始めています。
物流センターの省人化、さらには無人化の流れは加速する一方です。無人フォークリフトやドローン、さらには事務系統の完全自動化のベースとなるRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)などの導入も進んでいます。
ただし、ヤミクモにそうした物流新技術を導入しても、物流現場の標準化がしっかり行われていなけれて作業ロジックが確立されていなければ、完全自動化も無人化も絵にかいた餅になってしまうかもしれません。
標準化のプロセスを物流KPIで管理しながら進めることでAI化、IoT化に適切に対応していくことも可能になるのです。
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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