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  • ブログ・鈴木 邦成

    新たな物流ビジネスモデルの可能性

    2008年10月26日

     
     
     

    ビジネスチャンスの模索
     世界的な金融・経済危機の発生で株価の大幅な下落などのマイナス要因が出てきていますが、逆に「いまこそがビジネスチャンス」となるかもしれません。社会環境の変化により、新たなるビジネスモデル、ビジネスチャンスが生まれる可能性は否定できません。
    変化への対応
     物流システムを構築するうえで忘れてはならないのは「物流はビジネスの諸条件にあわせて変化する」ということです。産業やビジネスモデルが異なれば物流の戦略、実務も変わります。原油価格、環境対策などの変化など、国際情勢、グローバル経済の状況、景気の動向などが物流に影響を及ぼすことも少なくありません。
     「在庫を持たず計画的に大量の輸配送を行う」ということができれば、理想的なロジスティクスが構築できることになりますが、ご存知のように多様なビジネスの諸条件にあわせていかなければなりません。多頻度小口、時間指定、営業部門からの要請での多めの在庫戦略、あるいはさまざまな商慣行などの影響を受けるわけです。
     また、製品の形状、特性、包装なども物流システムの構築に大きな影響を及ぼします。たとえば、アパレルならばハンガー物流、食品ならば低温物流などということにもなります。
     したがって、世界経済の危機や変化が新たなる物流ビジネスの創出につながる可能性も相当にあるわけです。「ピンチをチャンスととらえる発想の転換」も厳しいビジネス環境を乗り越えるうえでの重要なファクターとなるわけです。

     
     
     
     

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  • 筆者紹介

    鈴木 邦成

    物流エコノミスト・日本大学教授
    国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
    欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
    国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。

     
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