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ブログ・鈴木 邦成
現場力の強化を促進!
2008年12月21日
クリスマス、年末で慌しくなってきました
街中のネオン、クリスマスツリーなどがまもなくに迫ったクリスマスの雰囲気を感じさせます。
また、年の瀬を迎え、この週末には年賀状の執筆や名刺の整理などに追われた方も多かったのでないでしょうか?
ちなみに公私ともに効率的に年末を過ごすことが個人レベルでも仕事面のコスト削減、労力削減につながっていくのではないかとも思われます。
物流コスト削減における悩み
ところで、物流コスト削減にあたっても「一応の数値目標が瞬間的にクリアされたあと、もとに戻ってしまう」ということがあるのではないでしょうか?
「物流コストを一時的に削減しても効果が長く続かない」というわけです。
たとえば、期末に在庫を圧縮しても、新しい期が始まると在庫が増えてしまうということがあります。
これは突き詰めて考えると、無理なダイエットとその反作用のリバウンドの繰り返しと同じで、抜本的な解決が図られていないために「物流コストが肥大しやすい企業体質」が改善されないためでしょう。
現場力の強化を促進
そこで求められるのが現場力の強化です。
「現場サイドに適切な方法で改善についての考え方を教えていけば現場が自律的に自浄作用を起こしていく」というのができる現場を作り上げるようにするわけです。
無論、経営のトップレベルから改善案が提案され、会議で議論され、時間をかけてコスト削減策の導入が検討されるということもあるでしょう。
確かにそのほうが効果的なケースもあります。しかし、経営トップ起点の改善案は意思決定に時間がかかるという欠点もあります。
それゆえ「現場起点のさまざまな提案をいかにタイムリーに吸収していくか」ということがきわめて重要な意味を持つことになるのです。この記事へのコメント
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筆者紹介
鈴木 邦成
物流エコノミスト・日本大学教授
国際政治経済、国際文化に関する造詣が深く、記事・論文・著作多数。
欧米諸国の地域経済統合の流れを、物流・ロジスティクスの観点から追求している。
国際物流に関するセミナーやロジスティクスに関する講演会での講師歴は多数。 -
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